タレントのヒロミが自身のYouTubeチャンネルで公開した現在準備中のキャンプ場の大規模なアップデート。

参考:【写真】ヒロミ、2000坪のキャンプ場でユンボを誘導してアップデート

 最新映像ではユンボを誘導しながら整地作業などをしていたが、それを見た友人曰く「ユンボみたいな小型ショベルは良いな~」と感想を述べていたのが筆者的には気になった。小型ショベルユンボ......少し違和感が......なぜなら「ユンボ」も「ショベル(カー)」も実は同じ建機を指す単語なのだ。

 ユンボショベルカーは土木現場でよく見る建機のひとつだが、原理はエンジンで油圧ポンプを稼働させ、走行旋回・採掘などをおこなう建機となる。なので「油圧ショベル」「ショベルカー」あるいは業界人は「バックホー」などと呼んだりするが、「ユンボ」もそのひとつ。

 ユンボフランスの建機会社SICAM社が開発したもので、日本では新三菱重工(当時)が1961年に販売したことから広まった。ちなみに、実在した巨像から名付けられ巨大航空機などを指す「Jumbo(ジャンボ)」とは対象的に、小象「Yumbo」が由来だとされている。確かに油圧由来のパワフルさと、鼻のようなアームは象を彷彿とさせる。ネーミングセンスがいかにもフランスらしい。

ユンボを華麗に操縦するヒロミ」
 Jumboのオランダ語読みがユンボという説もあるが、いずれにせよ象をイメージしたのは間違いなそう。なお、日本ではメーカーによって商品名でショベルなど名称を定めている所もあるが「ユンボ君」と相性で呼び、機能を熱く語るヒロミは流石であり、芸能界随一のDIY好きというのも頷ける。キャンプ場の完成が今から楽しみだ。

(文=小川太市)

ヒロミの2000坪キャンプ場作りで活躍した「ユンボ」って何?  YouTubeから読み解くモノ・トリビア