一般社団法人プロティアン・キャリア協会 (東京都新宿区、代表理事:田中研之輔・有山徹、以下、「当協会」)は一橋大学CFO教育センター長 伊藤邦雄氏を当協会の最高顧問に迎えたことをお知らせいたします。経済産業省のプロジェクト「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会(報告書通称:人材版伊藤レポート)」座長であり、人的資本経営コンソーシアムの会長を務める伊藤邦雄氏の最高顧問就任により、さらに企業と個人の双方から人的資本経営の推進に取り組んでまいります。

招請背景


近年、政府や経団連日本経済団体連合会)を含む様々な機関が、副業解禁やリスキリングへの投資など、人的資本経営の推進に力を入れてきました。特に、一橋大学CFO教育センター長である伊藤邦雄氏がプロジェクトの座長を務め、報告された「人材版伊藤レポート」は社会に広く認知され、人的資本経営を理解する上で不可欠なものとなっています。企業価値の向上を図るためには、経営戦略と人材戦略の両面からアプローチする必要がある。このように世の中の意識も変わってきています。これに応じて、人事部門においてもIRや経営・投資家視点の知識が求められています。

組織と個人のより良い関係を築き、従業員の自律的なキャリア形成を目指すプロティアン・キャリア協会は、これらの社会変化を踏まえ、企業と個人の双方から人的資本経営を推進していきます。


この度、人的資本経営コンソーシアムの会長を務められ、社会の変化を経営の現場視点からも鋭く洞察される伊藤邦雄氏をプロティアン・キャリア協会の最高顧問に招請し、自律的な従業員を育て、その従業員から選ばれ続ける組織づくり・企業カルチャーの実現に取り組んでまいります。

一橋大学CFO教育センター長 伊藤邦雄氏 コメント


人的資本経営が目指す方向には「持続的な企業価値の創造・向上」と「個人のウェルビーイング(幸福感)」の双方があります。企業価値の創造のためには、人を「管理の対象」(=「オペレーションを維持するコスト」)ではなく、その価値が変化する「資本」(=「企業の成長を目指した投資の対象」)と捉える必要があると私は考えます。「企業の成長を目指した投資」は働く従業員一人ひとりの能力や可能性の最大化を促し、その結果は間違いなく企業価値の向上へ結びつくでしょう。

この未来の実現に向けて、これからも想いを共にする同志と連帯しながら考え抜き、多くの企業や個人に向けて語り続け、実践を支援し続ける必要があります。

顧問就任にあたり、プロティアン・キャリア協会のメンバーがさらに人的資本経営を推進し、より多くの人材が躍動する社会の実現へ邁進されることを心から期待しています。

<プロフィール>

一橋大学CFO教育研究センター長。商学博士。

一橋大学商学部卒業。一橋大学教授、同大学院商学研究科長・商学部長、一橋大学副学長を歴任。一橋大学名誉教授。2014年に座長として「伊藤レポート」(経済産業省)をまとめ、国内外から大きな反響を呼んだ。経済産業省「持続的成長のための長期投資(ESG・無形資産投資)研究会」(「伊藤レポート2.0」)座長、同「SX研究会」(「伊藤レポート3.0」)座長、同「企業価値の向上と人的資本の研究会」(「人材版伊藤レポート」)座長、同「トランジション・ファイナンス環境整備検討会」座長、経済産業省・東京証券取引所「DX銘柄」選定委委員長経済産業省「GXフィナンス研究会」座長、内閣府「非財務情報可視化研究会」座長、「TCFD(気候変動財務情報開示タスクフォース)コンソーシアム」会長、「人的資本経営コンソーシアム」会長などを務め日本を代表する企業の社外取締役を務める。

プロティアン・キャリア協会 代表理事 田中 研之輔 コメント


2023年・2024年に「人的資本経営マニフェスト」を伊藤先生と共に発表してきました。人的資本の開示が義務化され、人材を「資源」ではなく「資本」として捉えることの重要性を多くの企業に伝え続けています。この点については人事部門だけでなく経営陣が総出となって、IRや経営・投資家視点で人的資本経営に向き合う必要があります。その実践には、経済産業省プロジェクト「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」で座長を務められた伊藤先生のような人的資本経営に関する専門家の知見が欠かせません。

「プロティアン・キャリア」に基づき自律的に成長する人材輩出に取り組み、変幻自在に世の中の変化に適応できる組織を増やすこと。この日本企業の変革を伊藤先生と共に起こしていきます。

<プロフィール>
法政大学キャリアデザイン学部 教授/一般社団法人プロティアン・キャリア協会 代表理事
一橋大学大学院社会学研究科博士課程を経て、UC. Berkeley元客員研究員 University of Melbourne元客員研究員 日本学術振興会特別研究員SPD 東京大学/博士:社会学。大学と企業をつなぐ連携プロジェクトを数多く手がける。専門はキャリア論、組織論。社外顧問を36社歴任。個人投資家。著書35冊。主な著書に『プロティアン―70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本論』『キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 Career Workout』がある。

プロティアン・キャリア協会代表理事 有山 徹 コメント


私が上場企業の経営企画で働いていた2014年8月、ROE8%を日本企業の目標水準とした「伊藤レポート」が発表されて、中期経営計画策定の指針として参考にしたことを覚えております。その後、プロティアン・キャリア協会を2020年3月に設立、現代版プロティアン・キャリアを通じて主体的なキャリア形成、組織と個人の関係性の変革に取り組んでまいりました。そして同年9月に発表された「人材版伊藤レポート」を拝読し親和性を感じ、プロティアン・キャリア基礎講座の課題レポートとするなど、協会でも指針の1つとさせて頂いておりました。
この2本のレポートの座長を務められた伊藤邦雄教授にこのたび顧問に就任頂き、共に日本の人的資本経営の推進に取り組めることに身が引き締まる思いです。心理的成功があふれる社会に向けて引き続き当協会は突き進んでまいります。

<プロフィール>
4designs株式会社 代表取締役CEO/一般社団法人プロティアン・キャリア協会 代表理事

早稲田大学卒業、大手メーカーに就職後、経営コンサルティング会社を経て一部上場のIT企業、デジタル広告企業、ベンチャー企業での管理本部長や経営企画にて中期経営計画策定等の戦略策定並びに大手外資系PEファンドのMBO/IPOプロジェクトグループERPプロジェクト、M&A案件等の数多くのプロジェクトを推進、早稲田大学大学院MBA。2019年7月4designs株式会社を設立。2020年3月共同代表の法政大学キャリアデザイン学部田中研之輔教授と一般社団法人プロティアン・キャリア協会を設立。大手企業数十社以上のキャリア自律支援を軸とした組織開発支援を手掛ける。

【4周年記念イベントアーカイブ配信】伊藤邦雄教授×田中研之輔教授「人的資本経営2024マニフェスト」


2024年3月2日(土)「人的資本経営2024マニフェスト~キャリアオーナーシップ、テクノロジーとこれからの働き方~」を開催しました。本イベントは、2020年3月の設立から4周年を記念したイベントです。一橋大学CFO教育センター長 伊藤邦雄氏、キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム Co-Founder事務局長 村澤典知氏、HRテクノロジー・コンソーシアム理事 民岡良氏をお招きし、当協会の代表理事 田中研之輔とのダイアログにてお届けしました。600名以上が参加した本イベントのオンラインアーカイブ配信を開始いたします。

【無料・アーカイブ視聴申込URL】
https://protean-career.or.jp/archives/seminor-information/20240415
※お申込時にご入力いただいたメールアドレスに視聴URLをお送りします。

当協会概要

正式名称:一般社団法人プロティアン・キャリア協会

所在地:東京都新宿区西新宿3-2-9新宿ワシントンホテルビル本館2F

事業概要:個人の主体的なキャリア開発と組織と個人のより良き関係創出の支援

代表理事:田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部 教授)/有山 徹 (4designs株式会社 代表取締役CEO)

設立年月:2020年3月

協会WEBサイト:https://protean-career.or.jp/

メディア「Protean」:https://protean-career.or.jp/column/

Facebook:https://www.facebook.com/protean.fb

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note:https://note.com/protean

配信元企業:一般社団法人プロティアン・キャリア協会

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