高校生と大学生によるビジネスコミュニティ「First off Projects」は、NFTを活用したログイン管理システム「akichi」を無料公開しました。このシステムは、施設の入館管理や会員制サービスの認証など、多様な用途に利用可能です。
■akichi
QRコードをスマホで撮影してNFTログイン
akichiは、システムにアクセスしたユーザが、特定のコントラクト（Polygonネットワーク）のNFTを持っているかどうかを調べることができるWebサービスです。施設の入館管理や、会員制サービスの権利判定等に利用可能です。
「akichi」利用の流れ
実際の画面の動き
イベント主催者やスペース提供者の入場管理を改革
akichiでは、所有有無を判別したいNFTのコントラクトアドレスをURLに付与するだけで、PolygonネットワークのあらゆるNFTの保有確認ができる組みになっています。そのため、イベント主催者やスペース提供者が、本サービスへの登録や利用料を伴わず簡単に入場管理を実現できます。
URLにコントラクトアドレスを埋め込むだけで利用可能
akichiを利用したNFT認証の流れ（例）
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あらかじめ、会員証となるNFTを発行・配布
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施設の入り口に、コントラクトアドレスを含むakichiのQRコードを設置
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ユーザは、入館時にスマートフォンでQRコードを撮影し、akichiにログイン
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ユーザがNFTを保持していれば、ログイン成功画面が表示される（成功時にあらかじめ設定した外部プログラムを起動することも可能）
詳しい導入方法は、akichi開発マニュアルをご覧ください。
https://gainful-dinghy-88c.notion.site/akichi-b5c4d17ef6354cada389b40feb1fb3af?pvs=4
従来の紙や電子のチケットは、本人認証や転売対策、プラットフォームの利用手数料等が課題になっています。NFTを活用することで、イベント主催者やスペース提供者が抱えるこれらの課題を解決できます。
なお、NFTは自身で発行したものを利用可能ですが、First off Projectsを運営するスタディメーター株式会社でもNFT発行代行サービスを提供しており、それを利用することも可能です。
エンジニアを志す高校生がChatGPTを活用して開発
akichiは、高校生と大学生によるビジネスコミュニティ「First off Projects」に所属する高校生が開発しました。他の所属メンバーが企画しているコミュニティスペースへの入館管理を目的として設計されたシステムです。
開発者自身は、もともとWebサービスやWeb3の開発に関心があり、今回の開発のためにReact、Next.jsをはじめとするWeb開発技術から、Wallet ConnectやAlchemyのAPIを活用したブロックチェーンネットワークとの接続、AWS Amplifyを活用したサービスのデプロイまで、フルスタックな技術を学びました。開発にあたってはChatGPTを積極的に活用し、システムの設計からサービス公開までを2か月で実現しました。
今後は、他メンバーが取り組むコミュニティプロジェクトとの連携を深めるほか、外部システムとの連携機能を強化し、新しいコミュニティのあり方の模索や、Web3技術の活用促進に貢献することを目指します。
First off Projectsについて
First off Projects は、高校生と大学生のためのビジネスコミュニティです。法人向けIT研修サービスを提供するスタディメーター株式会社の研究機関としての役割を担い、メンバーは資金や学習機会の援助を受ける代わりに、本人の関心に基づいたサービスの開発や学習レポートの作成を行い、新技術に関する知見や新規事業創出の事例を同社に還元しています。
参加希望・協業依頼・取材について
FoPsでは、学生からの参加希望申込、企業からの協業のご相談、メディア関係者の方々からの取材を受け付けています。興味のある方は、公式サイトよりぜひご連絡ください。
スタディメーター株式会社 個人や企業、子どもたちや社会の未来を一歩前へ導くために、デジタル人材育成や、オンライン学習サービスの企画・開発、新規事業開発等を支援。「挑戦したくなる世界」の実現をビジョンに掲げ、新しい一歩を踏み出したい人をサポートしています。【会社概要】
所在地：東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル9階 ビジネスエアポート日比谷
代表者：箕輪 旭
設立：2020年7月7日
会社URL：https://studymeter.jp/
事業内容：IT人材・デジタル人材の育成 | オンライン学習サービスの提供 | 教育関連事業の企画・開発
配信元企業：スタディメーター株式会社
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