詳細画像はこちら

もくじ

第一印象は「強烈」ヒョンデが放った急先鋒
「ラウンジ」の名は体をあらわす
期待を裏切らぬ上質なドライブフィール

第一印象は「強烈」ヒョンデが放った急先鋒

AUTOCAR JAPAN sponsored by Hyundai Mobility Japan
詳細画像はこちら
ヒョンデ.アイオニック5 ラウンジAWD:全長×全幅×全高=4635×1890×1645mm、ホイールベース=3000mm。

ウェッジが効いたプレスラインと光りモノを極力抑えたボディがコンセプトカーにも似た異彩を放つ。ヒョンデの2022年の日本市場再参入に合わせて放たれた急先鋒、5ドアハッチバックのBEV、アイオニック5である。

詳細画像はこちら
モーター最高出力:95ps/2800-6000rpm(フロント)、210ps/4400-8600rpm(リア)。

以前からヨーロッパのみならず北米でも売れているモデルだという情報は英国編集部から伝えられていた。ヒョンデのブランドネームを改めて世界に知らしめることになったアイオニック5を、今あらためて日本の路上でドライブしてみた印象はどうなのか?

詳細画像はこちら
モーター最大トルク:26.0kg-m/0-2600rpm(フロント)、35.7kg-m/0-4000rpm(リア)。

一般的にハッチバックボディというと、大きくてもVWゴルフ程度、つまり全長4300mm、ホイールベースは2700mm以下あたりが一般的だと思う。だがアイオニック5の全長は4635mm、そして驚くべきはホイールベースでジャスト3mもある。20インチ径のタイヤは四角いボディの四隅に押しやられ、まるでコンセプトモデルのような独特の迫力が備わっている。ヒョンデは、このアイオニック5をハッチバックではなく「CUV (Crossover Utility Vehicle)」と呼ぶ。

詳細画像はこちら

もちろん長いホイールベースは床下バッテリーの搭載に有利であり、それはアイオニック5がBEV専用のプラットフォーム、E-GMPを採用することで実現しているのである。

詳細画像はこちら

アイオニック5の現在のラインナップは3種類。ベースグレードのアイオニック5と中間グレードのボヤージュ、そして上級のラウンジという構成。ベースはリアにモーターを置く2駆だが、ボヤージュとラウンジにはフロントにもモーターを追加したAWDヒョンデはHTRACと呼ぶ)モデルが用意されている。今回我々がステアリングを握ったモデルもアイオニック5ラウンジAWDだった。

ヒョンデ コナ・アイオニック5 同時試乗会を開催!

詳細画像はこちら
この記事で紹介したヒョンデの最新BEVコナとアイオニック5に同時に乗れるチャンス。

EVに精通したジャーナリストが同乗解説いたします。

コナ・アイオニック5 同時試乗会 お申し込みはこちら 

「ラウンジ」の名は体をあらわす

詳細画像はこちら

アイオニック5の実車を目の当たりにして驚かされるのはやはりそのサイズ感だろう。リアオーバーハングのボディ形状によってハッチバックに分類されるが、前後のドアを開け放って覗き込んだ室内空間はフルサイズのサルーンにも比肩するようなゆったりとしたスペースが広がっている。

詳細画像はこちら

直線的で張りのあるボディパネルによるインパクトは相当なもの。デジタルティールグリーンパールという塗色も、近未来的なフォルムの中にノスタルジーが入り混じったスタイリングを際立たせている。

詳細画像はこちら

室内は明るくて広く、フロアもフラットで開放的。本革が奢られたフロントシートはボタンひとつでオットマンが展開しくつろげるポジションになる「リラクゼーションコンフォートシート」を装備。まさにグレード名よろしく「ラウンジ」を思わせる空間なのだ。一方リアのシートスペースも身長185センチの筆者が足を組めるほどの広さが確保されている。

詳細画像はこちら

室内と車外において思いっきり電気製品が使えるV2L用の電源ポート(1600Wまで使用可)を備えているので移動オフィスのような使い方だってできるのである。

詳細画像はこちら

2枚のデジタルパネルが横並びに配され、その下段に物理スイッチが整然と並ぶダッシュパネル周りはお洒落家電のような雰囲気が漂っている。しかも内装材にしてもスイッチ類にしても、見た目のカッコよさだけでなく、質感の高さもはっきりと伝わってくる。アイオニック5はハッチバックでありながらプレミアムモデルという稀有な立ち位置のBEVだったのである。

期待を裏切らぬ上質なドライブフィール

詳細画像はこちら

見た目の上質な雰囲気は、そのままアイオニック5の動的質感にも反映されている。遮音がよく効いた硬質なモノコックボディと、しっとりと路面を捉える足回り。車幅が広くトレッドが広いので操舵に対するクルマ全体の反応もリニア。それでも2.1tという車重がうまく働いており、しっとりとした上質なドライブフィールにまとめられている。

詳細画像はこちら

モーターの最高出力はフロントが95ps、リアは210psに設定されている。ガソリン車でいえばFRベースのAWDといったところ。実際にステアリング越しにフロントの駆動を感じることは皆無なのだが、実はフロントにはクラッチのような機構が備わっており、モーターが働いていない時にはモーターとドライブシャフトが切り離されているらしい。すっきりとしたドライブフィールにはちゃんとした理由があったのである。

詳細画像はこちら

72.6kWの走行用バッテリーを搭載するアイオニック5ラウンジAWDの一充電走行距離はWLTCモードで577km。この数値は2駆のラウンジの618kmより若干控えめだが、それでも十分な距離といえる。もちろん充電はCHAdeMO規格の急速充電が利用可能で、90kWの出力ならば30分で10%から80%近くまでバッテリーを満たせるという。

詳細画像はこちら

完成度と質感の高さ、そして見た目のインパクトを考えれば、今回試乗したアイオニック5のトップモデルであるラウンジAWDの599万円(居住地域によるが補助金で100万円ほど差し引かれるはずだ)という車両価格はバーゲンプライスにも思えてくる。プレミアムで使えるBEVを探す場合、その選択肢の中にアイオニック5を含めない手はないはずだ。

詳細画像はこちら
ヒョンデ コナ・アイオニック5 同時試乗会を開催!

詳細画像はこちら
この記事で紹介したヒョンデの最新BEVコナとアイオニック5に同時に乗れるチャンス。

EVに精通したジャーナリストが同乗解説いたします。

コナ・アイオニック5 同時試乗会 お申し込みはこちら 

ヒョンデ アイオニック5 新たな「プレミアム」を定義するゲームチェンジャー