ミランのステファノ・ピオリ監督が打ち合いを振り返った。イタリアスカイ・スポーツ』が伝えた。

セリエAでは連勝が続いているものの、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグ、ローマ戦は0-1で落としてしまったミラン。立て直しが求められた中、メンバーを入れ替えながら14日の第32節サッスオーロ戦に臨んだ。

試合は開始早々に2失点する痛恨の立ち上がりとなったが、ナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼの幻のゴールもありながら、20分のポルトガル代表FWラファエルレオンの個人技からの得点で反撃。1点差で折り返す。

しかし、後半も序盤に失点してしまい、再び2点差に。59分にセルビア代表FWルカ・ヨビッチのゴールで再度詰め寄ると、チュクウェゼの2度目のゴール取り消しもありながら、終盤のスイス代表FWノア・オカフォーのボレーで追いつき、なんとか3-3の引き分けに持ち込んだ。

下位チーム相手のこの内容について「我々はミスが多すぎた」と振り返ったピオリ監督。しかし、ELや次節に向けて早くも前を向いている。

「ボールを持っている時はよくやっていたし、ゴールは3つだったが、5つでもおかしくなかった」

「たとえ(3位)ユベントスとのリードを広げられなかったとしても、メンタルは保っている。次の試合に向けて、我々は絶対にレベルを引き上げなければならない」

次節は首位インテルとのミラノダービー。残り6試合で勝ち点差は「14」と、勝利しても逆転での優勝は難しいが、2位フィニッシュのためにも負けられない戦いだ。

インテルはスクデットを獲得するだろうし、我々もダービーで勝利し、ファンを満足させ、2位を維持するために全力を尽くす。今シーズンの最も重要な瞬間だ。それはわかっているし、準備はできている」

「我々は一定のレベルで自分たち自身を表現する資質を持っているし、重要な瞬間には常に準備ができている。敗北や困難な時期の後はいつだって対応してきた」

しかし、ダービーの前には、ローマとのヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグが。1stレグ以上の力を出して逆転するとピオリ監督は意気込んでいる。

「いつも通りプレーすれば勝てると確信している。ミラノでは彼らが素晴らしい試合をした。おそらく最大限の力を出していた。一方、我々のレベルは低かったし、確実にそれを引き上げることができる」

「チームには才能とクオリティがあるが、明確なアイデアもなければならない。それを正しい形で伝えられるかどうかは私とスタッフ次第だ」

「フィジカル的には問題ない。今日は(シモン・)ケアーが屈筋に問題を抱えていただけだ」

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