バイオマス発電所は、バイオマス燃料から様々な方法でエネルギーを取り出して発電します。ただし、バイオマス燃料は蓄熱しやすい課題があります。当社では課題解決のため、バイオマス発電所の安全対策に関する各種試験を提供します。
バイオマス燃料の基礎発熱特性の把握・評価
・ 保管状況を模擬した、発熱シミュレーション
・ 粉じん爆発特性の評価・現地測定

■発熱特性試験

貯蔵時の自然発火予測を目的に、各種試験によりバイオマス燃料の発熱特性を把握し、評価します。

燃料種は木質ペレット、木質チップ、PKSなど、貴発電所にて使用している燃料で試験を実施します。

得られた結果を用いて解析を行うことで、安全性の評価が可能です。

<試験項目>

形状測定(直径、長さ、嵩密度、安息角)、熱伝導率、比熱、圧力損失、水分活性、低温断熱試験、

高温空気流通試験、水分移動試験

■発熱シミュレーション

サイロ内に貯蔵された燃料の発熱挙動を把握し、以下の物理現象を考慮します。

1.温度と雰囲気酸素濃度に依存した燃料の発熱反応

2.燃料発熱反応に伴う酸素の消費

3.燃料発熱反応に伴うCOの発生

貯蔵施設の形状、環境条件、発熱特性などの各種パラメーターを解析条件として入力し、貯蔵された燃料の発熱挙動を解析します。上記結果では、60日後にサイロ内の温度が92℃に達することが判りました。

■粉じん爆発試験

堆積粉じんの爆発特性(JIS Z8834他)を評価に加え、現地測定も対応します。

1.爆発下限界濃度

2.限界酸素濃度

3.最小着火エネルギー

【本件に関するお問合せ先】

中外テクノス株式会社 広報担当:尾羽(おば)

mail:h.oba@chugai-tec.co.jp

配信元企業:中外テクノス株式会社

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