2024年5月4日(土)~5月7日(火)渋谷伝承ホールにて、〜浅見光彦シリーズ〜舞台『後鳥羽伝説殺人事件』が上演されることが決定した。

本舞台は、「浅見光彦シリーズ」など旅と推理が一緒に楽しめる旅情ミステリーで知られ、累計発行部数1億部を超える人気作家の内田康夫生誕90周年を記念して行われる。

『後鳥羽伝説殺人事件』は浅見光彦シリーズの記念すべき第1作目であり、広島県三次市を舞台に物語が繰り広げられる。舞台版での脚本は野口大輔が手掛け、演出を鼓太郎が担当。

そして今作のキーマンとなる三次署の刑事・野上哲男役を西岡德馬が務め、浅見光彦役に布川隼汰が抜擢された他、光彦の母・雪江役に池上季実子、兄・陽一郎役に野村宏伸、陽一郎の妻で和子役に麻乃佳世(元宝塚歌劇団月組トップ娘役)、三次署刑事課長にえまおゆう(元宝塚歌劇団雪組トップスター)、その他の主要キャスト陣には藤田よしこ、大鶴義丹、惣田紗莉渚、野口大輔、トリンドル瑠奈らが名を連ねた。ナレーションは、テレビドラマ浅見光彦シリーズで光彦役や陽一郎役を歴任した榎木孝明が務めるなど、原作者の生誕記念に相応しい豪華出演者が集まった。

プロデューサーの野口大輔は、「内田康夫先生の作品に初めて携わったのが2014年、靖国への帰還の舞台化の時でした。主人公の武者滋を演じさせて頂き、私の人生におけるターニングポイントのひとつだったと感じています。あれから10年。こうして先生の代表作、浅見光彦シリーズのプロデューサーを任され、改めて身の引き締まる思いです。今作は浅見光彦シリーズでは異端なW主演の作品です。絶対に外す事の出来ない両役には、以前から親交のあった西岡德馬さんと布川隼汰くんのお二人に引き受けて頂きました。他にも名のあるベテランから新人まで、幅広い層の出演者が揃っております。内田康夫先生の紡いだ浅見光彦シリーズの世界観を継承しつつも、舞台版ならではの試みも随所に散りばめております。今回は来場者に捜査資料をお配りして一緒に事件を追って頂く、体感型ミステリー作品となっております。また若い世代の方に内田先生の世界を知って貰いたいという思いから、18歳以下は無料ご招待させて頂きます。今年のGWは、是非劇場に足をお運びください。そして、内田康夫先生の作品を共に味わって頂けますと幸いです」とコメントした。

出演者コメント

■野上哲男役・西岡德馬
浅見光彦シリーズは、かつてテレビ朝日の二時間ドラマで、榎木孝明さんの光彦、野際陽子さんのお母さん、そして私が兄の陽一郎で10本位やったもので、とても懐かしい作品です。今回初めて舞台化ということで、色々情報を頂き、この『後鳥羽伝説殺人事件』がシリーズの一作目である事を知りました。今回の私の役は広島県三次暑の定年まで二週間の刑事、蝉の生涯の様に残された、二週間"ミーンミーン"と大きく鳴きまくって事件解決に向かってみたいと思ってます。

浅見光彦役・布川隼汰
諸先輩方が演じられてきた「浅見光彦」という役柄を務めさせていただくことに身の引き締まる思いを感じると同時に、胸躍る興奮を覚える自分もいます。内田康夫さんの原作に敬意を表しながら、「浅見光彦シリーズ」の可能性を更に広げていけるような舞台にできたらと日々、今作品と向き合っております!まだ何者でもない私ではありますが、お客様に楽しんでいただけるような作品創りへの意気込みと熱意だけは最後まで誰にも負けずに持ち続けて板の上に立つ所存です。どうか劇場までお越しいただき、今までにない浅見光彦の世界観を楽しんでくださいませ。

■浅見陽一郎役・野村宏伸
内田康夫生誕90周年。その中でも、絶大な人気を誇る、浅見光彦シリーズの初の舞台化という事で、その作品に参加出来る事に感激しております。映像とはまた違う舞台ならではの良さを、劇場迄来て下さったお客様に届けられたらと思っております。

■浅見和子役・麻乃佳代
皆さまご存知の、「浅見光彦シリーズ」! 第一作! その舞台化に出演させて頂くことになり、豪華な出演者の皆さまのお仲間に入れて頂き、光栄です。内田康夫さんの生誕90年の、素敵なお祝いになりますよう、しっかりと、つとめさせて頂きます。客席の皆さまも、この謎解きを、たっぷりお楽しみくださいませ。

演出・鼓太郎 コメント

内田康夫氏の『後鳥羽伝説殺人事件』の舞台化、この素晴らしい企画の演出を賜り、この作品は緻密な推理と日本の伝統を組み合わせた傑作、舞台化することで小説、テレビドラマと違った演劇ならではの魅力をご堪能下さい。演出家として、観客の皆様には物語の奥深さやキャラクターの魅力を存分にお楽しみいただけるよう心がけつつ作品への愛情と熱意を込め、心温まる舞台をお届けします。

〜浅見光彦シリーズ〜 舞台『後鳥羽伝説殺人事件』