レバークーゼンの幹部も喜びを語っている。ドイツスカイ・スポーツ』が伝えた。

ブンデスリーガ前節のウニオン・ベルリン戦でクラブ史上初のリーグ制覇に王手をかけていたレバークーゼン。ミッドウィークヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグ、ウェストハム戦で公式戦無敗記録を「42」に伸ばした中、14日の第29節ではブレーメンをホームに迎えた。

ナイジェリア代表FWビクター・ボニフェイスのPKで前半のうちに先制すると、後半に入ってからスイス代表MFグラニト・ジャカがミドルシュートで加点。さらに、後半から出場のドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツがハットトリックを達成し、5-0の大勝を収めた。

これにより、クラブ創設120年目でのブンデスリーガ初優勝が決定。2018年7月から最高経営責任者(CEO)を務めるフェルナンド・カロ氏は、試合終了の瞬間に感じた喜びについて語っている。

「何度も泣いた。とても感動的だ。何年もかけてこれを勝ち取った。今シーズンは素晴らしいシーズンを過ごしていたし、最後にはレバークーゼントロフィーをもたらしたかった。そして私が思うに、歴史は我々にシャーレを与える義務があったのだと思う」

また、シャビ・アロンソ監督の手腕に注目が集まりがちなレバークーゼンだが、カロ氏はアロンソ監督の招へいに動いたマネージング・ディレクター(MD)のシモン・ロルフェス氏を称賛した。

「シーズンの始めには、最後まで全ての大会でプレーしたいと思うものだ。我々はこの貪欲さと野心により、どの監督やどの選手を連れてくるかについて注意を払った」

「私はシモン・ロルフェスがスポーツ部門のマネージング・ディレクターとして素晴らしい仕事をしてくれたと思う。我々は全てのスタッフとチームとしてうまく協力してきた。パズルが完璧にはまったんだ。まだ終わりではない。恐らくこれは始まりに過ぎない」

シモン・ロルフェスの責務は常に監督のリストを用意することだ。選手をスカウトするのと同じように、監督もスカウトしなければならない。彼は可能性のある指揮官候補を数名挙げ、下準備をしていた。そして我々は彼(アロンソ監督)に会いに行き、彼のことを知ることにした。その原動力となったのは間違いなくシモン・ロルフェスだ」

当のロルフェス氏も試合後にコメント。2018年からレバークーゼンのスポーツ・ディレクター(SD)を務め、2022年7月にマネージング・ディレクター(MD)へ昇格した元ドイツ代表MFは、観客がピッチになだれ込んだ歓喜の瞬間を回想した。

「信じられない。長い間タイトルを待ち望み、今回こそはという気持ちを常に抱いていたファンの気持ちがよくわかる。残念なことに、我々は全員中に入らなければならず、シャビと私は最初に入ったから、あまり体感することができなかった。だが、これは非常に特別な瞬間だった」

さらにロルフェス氏は今シーズンの戦いぶりも振り返り、クラブの団結力に胸を張っている。

「チームには特別な精神があった。3日ごとに試合で一緒にサッカーをし、全てを捧げていた。全てのトレーニングにおいても同じだった」

「我々は大きく変わった。全選手が成功の一部だった。誰もが後方から支援した。皆で力を合わせれば、何か素晴らしいことが達成できるという気持ちを常に持っていた。私はそのことを信じられないほど誇りに思っている」

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