一人暮らしのときは家族の大切さなど考えたこともありませんでした。そんな僕に人間的な思いやりを教えてくれたのは、妻と息子たちでした――あばれる君はじめての書き下ろしエッセイ! 愛妻・ゆかさんへの感謝、2人の息子「ちびれる君」たちとのあたたかな触れ合い、芸人としての苦悩と手ごたえ、合格率5%の難関・気象予報士挑戦……。あばれる君の誠実でまっすぐな人柄があふれる1冊です。

書誌ページ:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008456.html

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無人島でサバイバル技術を披露したり、YOUTUBEでポケモン対戦配信をしたり……テレビで、ネットで、幅広く活躍しているあばれる君も、家に帰れば2人の息子さんの父親です。最近では妻のゆかさんとテレビ番組やCMで共演することも増えています。

そんなあばれる君の、家族への感謝と愛情が詰まった初エッセイ『自分は、家族なしでは生きていけません。』が発売となります。妻・ゆかさんとの悲喜こもごものエピソード、2人の息子さんたちとの心あたたまるやりとりから、あばれる君の誠実で純粋な人柄がじんわりと伝わってきます。

芸人としての苦悩や手ごたえをつづったエッセイも満載。駆け出しの若手芸人時代の厳しい修行や、体を張った危険なロケの裏側、芸人として活躍する充実感など、普段は見られないあばれる君の胸の内も垣間見えます。

また、中学社会科と高校世界史の教員免許や、世界遺産検定1級を所持する一面も。現在は合格率5%の難関、気象予報士試験にも挑戦するなど、過酷な試験に立ち向かう姿も必読です。

えっ、嘘だろ? 知らぬ間に目が潤んでいる…

いや、そんなはずはない…あれ…暖かい…

――斎藤工(俳優)

読み終えた後、きっと家族を、そして日常を

力いっぱい抱きしめたくなる。僕がそうなったように。

――平子祐希(アルコ&ピース

  • 『自分は、家族なしでは生きていけません。』の中身を抜粋して紹介します!

■「自分は、やさしいゆかちゃんの気持ちをないがしろにしていました。」(p14)より
僕は人生を切り拓き助けてもらう最強のパートナーを、17歳にしてもう手に入れてしまったのです。なぜ僕と付き合ってくれたのかをゆかちゃんに聞くと決まって、「お笑い芸人になるって言ってたからだよ」と言います。

ゆかちゃんは長女で昔ながらの農家出身。厳しく育てられたらしく、高校の文系か理系かへの進路選択の際も、つぶしが効くはずだと理系に進むようにとお父さんに決められたようです。そして、お母さんの職業を追うように看護師の学校に通うことが決定事項となっていました。おそらくですが、ゆかちゃんはしっかりと決められたルートを歩むのが少し嫌だったのです。そこにお笑い芸人という夢を持つ僕が現れて、もしかしたら第二の夢を僕に託したのかもしれません。

かといって僕の家が厳しくなかったわけではありません。当時の両親は僕のお笑い芸人になるという言葉を真に受けてなかったし、オーソドックスな世間体を核としたとしたゆるがない価値観の中で育てられました。そんな完璧主義の家庭環境の反動からか、とにかく僕はゆかちゃんに夢を語りました。ゆかちゃんは僕のほぼ妄想である夢のまた夢の話を、うんうんと自分のことのように喜んで聴いてくれるのでした。

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■「お笑い修行の一年」(p42)より

お客さんがはけてから深夜お笑いの特訓が始まります。

中でも忘れられない特訓が「顔面洗濯バサミ」です。ヒモがついた洗濯バサミを顔にいくつもつけます。ヒモが引っ張られて洗濯バサミが顔からとれたときに、おもしろいリアクションをするというものです。深夜から明け方にかけて何度も繰り返し、リアクションの練習をします。ソレを団長が見てあれこれ言うのです。最悪です。

Uさんは、副団長的な立ち位置で団長から厳しくお笑いを教えられていました。その「顔面洗濯バサミ」も何度もさせられていました。今思えば信じられない集団ですが、当時、生まれたてのアヒルがはじめて見たものを親だと思うように、僕はまっすぐなんの疑いもなく、その洗濯バサミを何度も顔につけてはヒモを引っ張り外すことを繰り返したのです。みんな顔がかさぶただらけでした。Uさんの顔色が、毎日少し赤黒がかっていたのはこのせいだとそのとき気づきました。

「これは、何回も練習するものですか?」

と聞くとUさんは、

「ああ。疑問は持つなよ?」

と言いました。へんな奴らに会えてゾクゾクしました。

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■「『芸人』になった日」より(p46)
そのとき耳に入ったのが、今の事務所が主催している大学生のためのお笑い大会でした。出場するほとんどの大学生芸人は大学のお笑いサークルに所属していました。ハナコの岡部など、数々のコント芸人を輩出した早稲田大学のお笑いサークルや、法政大学のお笑いサークルなどがひしめき合う中、野良でお笑いをやっているのは僕ぐらいでした。

僕のネタは、先生のモノマネとあるある。会場ではなかなかのウケ。厳しい場所でのお笑い修行はなんだかんだ無駄ではなかったのです。存分に力を発揮できました。結果的には、審査員特別賞。審査員だったブーマーさんに「君は僕と同じ匂いがする」とコメントしていただきました。はじめてプロと呼べる芸人さんに褒めてもらい、忘れられない1日になりました。

養成所には特待生という形で入ることができ、劇団から僕は飛び立ちました。

その日の帰り道、ライブを観にきていたゆかちゃんは満足げでした。その顔を見て僕も満足でした。

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  • 漫画家・和田ラヂヲさんのイラストによる「あばれる家の日常」を10点収録

あばれる君が家族と過ごす日常の風景を日記風にまとめた「あばれる家の日常」を10点収録しています。漫画家・和田ラヂヲさんのクスッとしてしまうようなイラストにもご注目ください。

  • 『自分は、家族なしでは生きていけません。』目次抜粋

ゆかちゃんとの出会い

■自分は、やさしいゆかちゃんの気持ちをないがしろにしていました。

■「芸人」になった日

■自分は、インターハイにも出場した登山部のキャプテンです。

ゆかちゃんが泣いた

■次男からは目が離せません。

■合格率5%のクソヤベェ挑戦! 気象予報士試験1.

ポケモン対戦にハマってしまったと言わざるをえません。

■合格までの果てしない道のり 気象予報士試験2.

キャンプでいちばん好きな時間
■僕はお父さんに自分のミニ四駆が走る姿を一緒に見てほしかった。

■お父さんとして伝えられること

■息子と二人でドジャースタジアムへ

ポケモンカードで泣ける人生

■自分のお笑いはこれだ!!

■福島のおじさんが教えてくれた

■今の僕の生きがい

(他、全42本)

  • プロフィール


あばれる君

1986年9月25日生まれ。福島県出身。ワタナベコメディスクールに9期生として入学し、2009年にデビュー。2010年に「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の新メンバーオーディションで3次選考まで進み、その一生懸命なキャラクターで注目を集める。2015年2月には「R‐1ぐらんぷり2015」決勝に進出。2020年5月より自身のYouTubeチャンネルでポケットモンスターゲーム実況を開始。プレイ画面に自分の顔だけ浮かび上がらせるという特異な実況スタイルで話題を呼ぶ。高校時代は登山部でインターハイ出場。大学在学中に中学社会科と高校世界史の教員免許を取得。2022年には合格率30%の世界遺産検定1級に合格。現在は気象予報士試験合格に向けて奮闘中。妻ゆかちゃんと2人の息子との4人暮らし。

  • 書籍情報

書名:『自分は、家族なしでは生きていけません。』
著者:あばれる君/絵:和田ラヂヲ
定価:1,540円(10%税込)

書誌ページ:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008456.html
Amazonページ:https://amzn.to/3vEYvjT

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