NTTドコモとWelbyは4月15日、PHR(Personal Health Record)を活用した各疾病領域における予防および重症化防止を目的とした業務提携契約を締結したことを発表した。提携の第一弾として、高血圧治療中のユーザーの継続的な血圧測定をサポートするためのキャンペーンを開始する。

両社は今回の業務提携契約を通じて、各種疾病の予防・治療効果向上に向けたキャンペーン施策、高血圧症およびその他疾病領域における協業の検討、両社が保有するPHR基盤を活用したヘルスケア事業の検討について、それぞれ推進する予定だ。

具体的には、NTTドコモが有する約1億ユーザーの会員基盤を含むアセットと、Welbyが保有する高血圧症など各種疾病の自己管理ツール、かかりつけ医ネットワーク、血圧データなどの健康データを活用して、かかりつけ医を通じた健康データの定期記録の重要性の理解促進や、各疾病領域における傾向と要因の把握、および疾病の特徴に合わせた健康サービスの開発を進める。

協業を通じて得られたノウハウについては、高血圧症や糖尿病、がんなど、疾患別のサービスやソリューションの提供に使用するとのことだ。両社は今後について、各種疾患の未病者および有病者に適したサービスソリューションの提供により、ユーザーの健康管理意識の啓発と治療効果向上に貢献するとしている。
(熊谷知泰)

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