メトロンズ主演のドラマ「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」(毎週水曜夜11:00-11:30、BS松竹東急/TVerにて配信)の第2話が4月10日に放送された。第2話では、依子(倉島颯良)が「コシカワ」のバイト面接を受けた“本当の理由”が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】卸売業者の渡辺哲“正木”と話すサルゴリラ・児玉智洋“貴志”

■「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」とは

吉本興業に所属する人気コント師・しずる、ライス、サルゴリラ3組に、作家・演出家の中村元樹を加えた7人組の演劇チーム・メトロンズが主演を務める本作。商店街を舞台に繰り広げられる様々な人間模様が描かれる。

とある商店街で向かい合わせに建つ2つのお店、洋服屋「コシカワ」と、品揃えのおかしい雑貨カフェ「レ・コケットリー」の間に起こる笑いあり、感動ありのドラマである。

「コシカワ」の店長・越川透馬をしずるのKAZMAが演じ、向かいの「レ・コケットリー」の店長で「コシカワ」のライバル・山本貴志を、「キングオブコント2023」優勝のサルゴリラ・児玉智洋が演じる。そして、「レ・コケットリー」のアルバイト店員で山本の従妹・瀬古依子には、女優で女性アイドルグループ「さくら学院」の元メンバー・倉島颯良が抜擢された。

また「コシカワ」と「レ・コケットリー」には、サルゴリラ・赤羽健壱演じる商店街の理事長で透馬の幼馴染でもある成田信春をはじめ、しずるの村上純やライスの関町知弘と田所仁が演じる“個性的な客たち”が日々訪れる。村上、田所、関町はそれぞれ1人で複数の役を演じることになっており、登場人物はほぼ全てメトロンズによって演じ分けられている。

さらに卸売業者の正木雪也役を、映画や舞台、ドラマなど多方面で活躍するベテラン俳優・渡辺哲が務め、物語のキーマンとなる。

■依子が「コシカワ」に訪れた本当の理由が明かされる

雑貨カフェ「レ・コケットリー」の店長・貴志(児玉智洋)がメインに描かれた第2話。「レ・コケットリー」は変わった店構えから、あまり客入りが良いとは言えない状況だった。

そこで貴志は、「レ・コケットリー」でバイトとして働く依子(倉島颯良)と“商店街統一計画会議”をすることに。同計画は、“「レ・コケットリー」の店舗をどんどん拡大させ、最終的にはこの商店街を統一する”というもので、貴志は「手始めに、あの向かいの店を乗っ取る」と依子に告げる。

実は貴志は、「コシカワ」が“閉店セール”をやっているのにいつまでたっても閉店しないことや、透馬(KAZMA)のやる気のない様子が気に食わないと思っていたのだ。

そこで依子に、“「コシカワ」にバイトとして潜り込み、情報収集しながら透馬の足を引っ張ってほしい”と依頼する貴志。そして貴志自身も、“「レ・コケットリー」から得体の知れない空気を出し、プレッシャーをかけて居づらくさせる”という作戦を実行することに。

実は透馬が初めて「レ・コケットリー」に挨拶をしに来た際、“得体の知れない空気を出す”という計画はすでに始まっていた。その結果、貴志は透馬から気味悪がられることに成功し、依子も計画通り「コシカワ」でバイトをすることになるのだった――。

■あくまでも“普通じゃない”にこだわる貴志

貴志が営む風変わりなお店「レ・コケットリー」。“イチオシ”だという得体のしれない人形は客に気味悪がられ、こだわりの豆を使って挽いた自慢のコーヒーは“苦い”と批判される。しまいには客に、「この店の商品、全部変」と言われてしまう始末…。

そこで貴志は、卸売業者の正木(渡辺哲)に“持ってきてくれる商品が売れない”と文句を言いに行くと、「もう少し売れそうな商品を卸そうか」と提案される。しかし貴志はあくまでも「この店、普通にしたくないんで」と言い、その提案を断った。

その後貴志は、売れない“イチオシの人形”を依子に「前祝い」と言って手渡し、面接に送り出す。しかしその人形がきっかけで、依子が「レ・コケットリー」と繋がっていることが透馬にバレてしまい、結局依子は「レ・コケットリー」でもバイトを掛け持ちしていることを告げるのだった――。

次話では、商店街にテレビ取材がやって来るエピソードが描かれる。また予告映像では、スパイとして「コシカワ」に潜入したはずの依子がピンチを迎えるシーンも…。第3話は、4月17日(水)の夜11時から放送予定となっている。

■「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」これまでのあらすじ

とある商店街で、向かい合う洋服屋「コシカワ」と雑貨カフェ「レ・コケットリー」。病気の父に代わり、臨時で洋服屋「コシカワ」の店長を務める透馬は、「レ・コケットリー」の店長・貴志からの嫌がらせに頭を抱えていた…。

そんなある日、透馬のもとに依子という謎の女性がバイトの面接にやって来る。その後、成り行きで依子を採用することにした透馬だったが、実は依子は貴志の従妹で、“「コシカワ」を乗っ取る”という貴志の計画のために、スパイとして潜入していたのだった――。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

しずる・KAZMAの「Z」は正式にはストローク付き表記

「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」第2話より/(C)BS松竹東急