各地で夏日続出、桜の満開も 天気と気温のまとめ(4月7日~4月13日)

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■今期間(4月7日4月13日)の天候のまとめ
 平均気温は、全国的に平年より高くなり、特に北日本で平年との差が顕著だった。網走では平年より5.7℃とかなり高くなった。各地で桜の開花や満開が進んだ。
 降水量は、前線や低気圧が接近・通過した影響で、北海道太平洋側や東北~近畿で平年より多かった。仙台は74.5mmで平年の3.8倍、長野は61.0mmで4.55倍だった。一方、北海道日本海側とオホーツク海側では降水が少なく、札幌は0mmだった。
 日照時間は、前線や低気圧の接近・通過に伴い雨雲が広がった、北海道太平洋側や四国、九州で平年より少ない所が多くなった。そのほか平年並みの所が多かった。高気圧圏内で晴れた日の多い東北や北陸では平年と比べて日差しがよく届き、秋田は平年比1.7倍、新潟は平年比1.6倍の日照時間となった。

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【今期間の天候について】
■気圧配置の特徴
 7日、前線が南西諸島近海に停滞。8日、前線が台湾海峡~伊豆諸島近海を通り日本のはるか東へと東西に長くのび、昼過ぎには前線上の東シナ海に低気圧が発生して東北東進した。9日、中国東北区に中心を持つ高気圧が南東へ移動。前線を伴った低気圧が北東進し東日本を通過。10日、前線が日本の南~東海上にのびた日本海に中心を持つ移動性高気圧が東へ移動し、日本付近を覆った。11日、日本の東に中心を持つ高気圧が東へ移動し、日本付近は高気圧圏内となった。12日、移動性高気圧が日本のはるか東を北東へ移動。低気圧が日本の南を東北東進。朝には東シナ海に別の低気圧が発生し東進。朝鮮半島に中心を持つ移動性高気圧が発生しほぼ停滞した。13日、前線を伴った低気圧が日本の東海上を発達しながら北東進。低気圧が東シナ海を東進し沖縄本島へ接近後、15時には不明瞭化。朝鮮半島付近に中心を持つ高気圧が日本海に移動。
■降水
 7日、朝までは関東で雨が降ったが、日中は天気が回復。前線が停滞した沖縄は雨の降りやすい天気となり、多い所では100mm近い雨量となった。激しい雨の降った所があった。8日、前線や低気圧に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で南西諸島や西日本の太平洋側を中心に雨脚が強まった。特に先島諸島では激しい雨や雷雨となり、宮古島市には大雨警報が発表された。9日、低気圧や前線の影響で東~北日本にかけて広い範囲で雨が降り、太平洋側を中心に激しい雨となった。北海道では道東を中心に雪が強まり、4月としては記録的な雪となった所があった。10日、小笠原諸島は前線の影響で雨が降った。11日、高気圧縁辺の湿った空気が流れ込んだ影響で九州で雨が降った。12日、日本の南と東シナ海を進んだそれぞれの低気圧の周辺で雨雲が広がり、特に伊豆諸島や南西諸島で雨脚が強まった。13日、沖縄や奄美を中心に雨が降り、宮古島では未明に激しい雨が降った。
■気温
 7日、南から暖かい空気が流入し全国的に気温上昇。全国56地点で夏日となった。8日、北から西まで同じような気温で、夏日の所があった。一方、北海道太平洋側や九州~中四国は気温が上がらなかった。9日、北日本や北陸を中心に冷たい空気が流入。関東は午後から北風に変わり急激に気温が低下した。10日、寒気流入と放射冷却の影響で全国的に強く冷え込み、北日本や東~西日本の内陸部や山沿いで氷点下の朝となった。各地の最高気温は平年並み。11日、朝は放射冷却が強まり北~東日本の内陸部を中心に冷え込みが強まった。一方、高気圧周りの暖かい空気が流れ込んで日中は気温が上がったところが多く、日本海側は前日より10℃以上高い所があった。12日、日本上空には暖気が流入し午前中から日差しが届いた西日本を中心に気温が上昇。一部では夏日になった。13日、高気圧に覆われて北海道~九州北部の広範囲で晴れとなり、全国140地点で夏日となった。

各地で夏日続出、桜の満開も 天気と気温のまとめ(4月7日~4月13日)