俳優の石原さとみが主演し、亀梨和也が共演するテレビ朝日系4月期連続ドラマ『Destiny』(毎週火曜 後9:00)の第2話がきょう16日に放送される。

【2話場面写真】12年ぶりにカオリの前に現れた真樹

 本作は、主人公の検事・西村奏(石原)が、大学時代の恋人・野木真樹(亀梨)と12年ぶりに再会したことで、青春時代のある事件が甦り、運命の波に翻弄(ほんろう)されていくことになる物語。正義を胸に、過去の悲劇やいくつもの謎に立ち向かう一方で、真樹との運命的な愛に揺れ動く奏の苦悩と決断を、壮大なスケールと重厚感あふれる映像美で描き出す。

 先週放送された第1話では、切なくも甘酸っぱい青春の日々から一転、今後の物語の核心ともなる大学時代の衝撃の事件、その結果、想像もしなかった及川カオリ田中みな実)の死…と、怒涛の急展開にSNSは騒然。「まだ1話なのに衝撃的過ぎた!」「引き込まれ方が尋常じゃない」「大大大本命。テンポ良くて映画みたい」「真樹の天真爛漫な明るさ・格好良さと、ふと魅せる闇のバランス、魅力的だな」「田中みな実の目の演技がヤバい。ゾワゾワした」などの声が寄せられた。

 さらに、姿を消す直前の真樹が奏に言おうとして騒音にかき消されてしまった「俺がカオリを…」の“最後の4文字”を考察する人も多かった。

 今夜放送の第2話では、念願の検事となり、世間の注目を集める事件を担当することになった奏に、現在の恋人・奥田貴志(安藤政信)がプロポーズ。しかし、貴志との関係が一歩進展するかというタイミングで、カオリの事件以来、姿を消していた真樹が奏の前に現れる。

 突然の別れから12年、長い年月を経て再び出会ってしまった2人。これを機に、奏と真樹は封印してきた悲劇と向き合うことになる。そして、それと同時に心の奥底にしまい込んでいた禁断の初恋も再び動き出す。永遠を誓ったはずの友情と、輝かしい青春の日々を一瞬で打ち砕いたあの事件以来、封印してきた過去が一気によみがえる。

■第2話あらすじ
「横浜地検」中央支部の検事・奏が担当している違法薬物の売買事件の被疑者が大物政治家の次男ということが発覚。にわかに世間の注目を集めることになる。是が非でも起訴に持ち込まなければならない事件だが、被疑者は逮捕時、薬物を所持しておらず、犯行を否認。共犯者の供述しか取れていない状況に、「これで裁判がもつと思っているのか」と、支部長の大畑節子(高畑淳子)に奏は叱責されてしまう。

悔しさと焦りから、帰宅後も事件で頭がいっぱいの奏。すると帰宅した恋人・貴志から、「そろそろ結婚しない?」と切り出される。突然のプロポーズに、思わずぼう然とする奏だが、ふと12年前、貴志と出会った日のことを思い出す――。

長野の大自然の中で、初めてできた仲間と青春を謳歌し、初めて恋を知った大学時代。そしてある衝撃的な事件を境に、当時の恋人・真樹が姿を消してしまったあの日…生きているのに死んでいるような時間を送っていた奏は、ロースクールの受験にも失敗。絶望と無気力に苛まれた挙げ句、倒れてしまう。そんな奏を助けてくれたのが、当時大学病院勤務の研修医・貴志だった。

そんな時、姿を消していた真樹が現れる。衝撃の事件から12年、長い年月を経てついに再会を果たした奏と真樹。これを機に、封印してきたはずの事件の真相を巡り、2人の運命も大きく動き始める――。

『Destiny』第2話より(C)テレビ朝日