双方が激突する最前線での様子だとか。

ロシア軍戦車が次々と撃破される様子が公開

ウクライナ国防省は2024年4月7日アウディーイウカ方面の戦闘において、ロシア軍装甲戦闘車両をたった1日で16両撃破したと発表。その様子を映像で公開しました。

アウディーイウカは、ウクライナ東部ドネツク州のポクロウシク地区にある街で、ウクライナロシアの戦いにおける最前線でもあります。

長らくウクライナ側の抵抗拠点となっていたことから、要塞化も図られていたものの、2024年2月17日ウクライナ軍が撤退してロシア軍が街を制圧。ロシアの占領地域に組み込まれました。

そのような激戦の地であるため、ウクライナ側も戦果をあげていると発表することで、自軍の奮戦をアピールしているものと思われます。

16両の内訳は戦車が10両、歩兵戦闘車が6両とのこと。おそらく前者はT-72T-90などで、後者はBMP-2ではないかと推察されますが、この数は前者であれば1個戦車中隊ていど、後者については1個歩兵中隊にほぼ相当する規模であることから、いうなれば諸兵科連合の1個中隊戦闘団が1日で失われたことになるでしょう。

なお、映像で公開されたシーンの多くはドローンが搭載するカメラから撮影されたもののため、ウクライナ軍はその戦果の多くを自爆ドローンであげている模様です。

木立のなかに遺棄されたロシア軍のT-72B戦車(画像:ウクライナ軍参謀本部)。