上海市通信管理局など11の当局はこのほど、「上海市スマート計算力インフラの質の高い発展『計算力浦江』スマート計算力行動実施案(2024−25年)」を共同で制定・発表した。上海の計算力インフラの整備・発展を加速させ、上海が世界的な影響力を持つ国際デジタルの都市になるよう後押しする。新華社が伝えた。

計算力は情報計算力、ネットワーク容量、データストレージ容量を一体化した新型生産力だ。計算力インフラは新型情報インフラの重要な構成部分で、ユビキタス、スマート、俊敏性を持ち、安全で信頼性が高く、グリーン・低炭素などの特徴を持つ。

上海は25年末までに、スマート計算力施設の高効率な協同の実現を目指している。スマート計算力の規模を30EFlops(EFlopsは毎秒100京の浮動小数点演算の回数を指す)以上にし、計算力全体に占める割合を50%以上にする。計算力ネットワークのノード間の単一方向のネットワーク遅延を1ミリ秒以内にし、スマート計算力センター内の先進的なストレージ容量が占める割合を50%を超えるようにする。スマート計算力要素を独自化する。大規模応用エンパワーメント価値を持つスマート計算力センターを10にし、スマート計算力典型応用シーンを50以上にする。グリーンなスマート計算力の効果を際立たせ、うち新設されるスマート計算力センターPUE(電力使用効率)値を1.25以下に、ストレージ改造スマート計算力センターPUE値を1.4以下にする。上海はさらに5件以上のスマート計算力分野における地方標準を形成する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

上海は計算力インフラの整備・発展を加速的に推進している。写真は上海。