「Suica」でおなじみのJR東日本がネット銀行「JRE BANK」を5月9日12時から開始することとなりました。ということで今回は運賃が40％オフ、グリーン券が無料でもらえる「JRE BANK」の特典とメリットの攻略法をお伝えします。
「3つの特典」がメイン
最初に特典は大きく分けて4つとなります。まず3つを一気に見ていただいて攻略法を考えましょう。
1. JRE BANK優待割引券
資産残高や給与受取の有無などにより、JR東日本営業路線内の片道運賃及び片道料金が4割引される割引券が登録したメールアドレスにデジタルクーポンとしてプレゼントされます。利用するには「えきねっと」からの申し込みとなります。
2.「どこかにビューーン！」2000ポイント割引クーポン
まず「どこかにビューーン！」 の説明から。これはお客さんが持っているJRE POINTを使って、JR 東日本がオススメする４つの行き先候補駅（新幹線停車駅）の中から、どこか1つの駅へランダムに旅行できるサービスです。お試しページがあったのでやってみました。条件はこちらです。
この条件で検索すると「盛岡駅」「上毛高原駅」「山形駅」「長野駅」と4つの行き先候補駅が出てきました。この中からJR東日本が選んだどこかに旅行するという「桃太郎電鉄」の「ぶっとびカード」のようなこのサービス。今まで選択肢になかった旅行ができて楽しいかもしれません。行きたい候補が4つでるまで再検索もできます。東京・上野・大宮から発着の場合は6000ポイントかかるのですが、2000ポイント引きで使えるクーポンがもらえます。
※特典の受け取りには、事前に「えきねっと」の登録および「えきねっと」とJRE POINTの連携手続きが必要
知らない方に簡単に説明いたします。「東海道線」「横須賀・総武快速線」「宇都宮線」「高崎線」「湘南新宿ライン」「上野東京ライン」「常磐線」。この7路線に普通列車グリーン車という席があります。運賃とは別に料金が発生するのですが、こちらを無料で利用できるチケットがもらえます。こちらはモバイルSuica限定ですので物理カードでSuicaを使っている方はモバイルSuicaの登録や「JRE POINT WEBサイト」へのモバイルSuica登録が必要になります。
「3つの特典」条件とタイミング
続いて、この3つの特典の判定条件と判定タイミングがこちらです。
1.JRE BANK優待割引券
※〈16～24歳限定特典〉上記の条件を満たさない方で16～24歳の方は資産残高20万円以上あれば1枚プレゼント
2.どこかにビューーン！2000ポイント割引クーポン
こちらが特典1〜3の全容となります。ここで特典にまつわる問題を解決していきましょう。
特典を得るためにクリアすべき問題、おすすめカード
●給与受取問題
毎度毎度ですが「給与の受け取り」問題です。皆さんそんな簡単に変えられないですよね。「列車での旅が好き」というような、このサービスにかなりの旨味を感じている方は、会社に手続きをして給与受取口座を変えてもらうのもアリかと思いますが、そうでない方は諦めましょう。
●ビューカード引き落とし問題
僕もビュー系カードを2枚持っていますが、こちらはこの口座に変更します。これはそんなに難しくはないので皆さんやりましょう。
そしてまだビュー系カードを持っていない方は必ず作りましょう。ご存じの方も多いと思いますが、モバイルSuicaのチャージクレカをビュー系カードにすると還元率1.5％という高還元になります。オススメの2枚をご紹介します。
「ビックカメラSuicaカード」は超有名かと思います。モバイルSuicaに紐づけておけば年会費無料ですし、使わなくても年1回だけコンビニでうまい棒でも買えば年会費無料です。近隣に「ビックカメラ」がない方でも作って損のないクレカです。
そして、僕の一番のおすすめは「ルミネカード」です。一時は僕の衣食住すべてがルミネで作られるくらい買い物をしていました。そしてかつては吉本興業の漫才師でしたので「ルミネｔｈｅよしもと」で舞台に立ち報酬も得ていました。ルミネの中で循環していたような生活を送っていました。常に買い物は5％オフ。ルミネにはだいたい「無印良品」があり、年数回の10％オフの週と無印良品月間が重なれば20％オフになります。年間2万1000円以上ルミネで使えば元は取れますし、年間の利用額に応じて商品券もプレゼントされます。年間最低20万円利用すれば1000円の商品券が届くので、ほぼ年会費の元はとれます。近くにルミネがある方はこちらをオススメします。
1の「JRE BANK優待割引券」だけ、最高資産残高が300万円と高額です。「どうしても2枚ほしい。けど資金に余裕がない」、こんな方は最悪、判定タイミングの前日24日に入金して、26日に引き出す形を取ればいいでしょう。そうでない方は、2と3は判定タイミングが年6回で入出金が煩わしいと思いますし、ビューカードの引き落としもありますので余裕を持って60万円くらいを口座にぶち込んでおくのがベストかと思います。
ということで、この3つの特典がメインだと思います。最後におまけの特典4をご紹介します。
JR東日本グループならではの特典＋ATM利用料無料
4.JR東日本グループ会社のおトクな特典
そして、「JRE BANK」の公式ホームページで書かれていた6つのメリットがこちらです。
ネット銀行ではよくあるサービス内容です。こちらを「JRE BANKプラス」といいます。この全てがメリットになるかを考えていきましょう。
他のネット銀行同様、JRE BANK口座の利用状況に応じて会員ステージが決定しサービス内容が変わります。会員ステージごとの特典内容を御覧ください。
※一部対象外のサービスがあります
「JRE BANK」最大のメリットは「VIEW ALTTE」が無制限で使えることだと思います。「VIEW ALTTE」とは「駅のATM」と言われているようにJR東日本の駅にあるATMです。これがランクを問わず無制限で年中無休で使える。例えばどこかの駅で待ち合わせをしていて、少しお金の持ち合わせがないときに構内で手数料なしで引き出しができる。口座に60万円をぶち込んでいたとすれば、提携ATMの無料回数や他行振込手数料の無料回数は月2回と心もとないと思いますが、メイン口座で使わないのであればこの口座から他の口座へ送ることはそんなにないはず。JRE POINT獲得倍率も2倍あり、十分ではないでしょうか。
今現在口座を開設することはできませんが、口座開設はウェブサイトもしくはスマートフォンで「JRE BANKアプリ」をダウンロードして申し込みが可能です。そうするとJCBと提携したデビット機能付きのキャッシュカード「JRE BANKデビット」が届きます。デビット機能での支払い還元率です。
これは還元率が低いのでメリットにはなりません。ビューカードを紐づけたモバイルSuicaで支払いをしましょう。
僕は絶対開設します。またJRE POINTが貯まるー！！
今回紹介した「JRE BANK」。西日本の方は「いらんなー」と思っている方も多いと思いますが、そんな方はおまけとして書きました特典4を御覧ください。こちらは駅の中や旅先でのサービスや特典がいっぱいです。これだけでも地方の方が「JRE BANK」を開設する利点はあるかと思います。
僕は絶対開設します。僕の生息地は新宿。そしてJR新宿駅改札内に新たなエキナカ商業施設「EATo LUMINE(イイトルミネ)」が4月17日にグランドオープンします。またJRE POINTが貯まるー！！
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