春の陽気に包まれる4月第2週、北米映画市場は先週に比べ、さらに入場者数が減少しました。

【フォトギャラリー】「ゴジラ×コング 新たなる帝国」場面写真

週末3日間の興行収入ランキングでは、キルステン・ダンスト主演、アレックスガーランド監督のアクションスリラーCivil War(原題)」(A24)が初登場で首位を獲得しました。本作は、「エクス・マキナ」のガーランド監督が、ディストピア化した近未来のアメリカを舞台に描く物語。ダンストは、反乱軍ホワイトハウスを襲撃する前に、ワシントンに辿り着こうと奮闘する戦場カメラマンを演じています。サウス・バイ・サウスウエスト映画祭(SXSW2024)で上映され、製作費5000万ドルに対し、週末3日間で興収2500万ドルをあげました。

北米で最も上映館数の多かった「ゴジラ×コング 新たなる帝国」(ワーナー)は、2位にダウン。週末3日間で興収1500万ドルを記録しました。

8位には、スポーツドラマ「The Long Game(原題)」が初登場。逆境に立ち向かい、1950年代にテキサスのプロトーナメントに出場したメキシコ系アメリカ人ゴルファーの物語で、昨年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭(SXSW2023)で観客賞を受賞しています。フリオ・キンタナ(「ブルー・ミラクル」)が監督を務め、ジェイヘルナンデス(「スーサイド・スクワッド」)らが出演。週末3日間で興収130万ドルをあげました。

公開20周年を記念して再上映された大ヒットアニメ「シュレック2」(ユニバーサル)は、9位にランクイン。2004年に興行収入1位を獲得した同作は、週末3日間で興収130万ドルを記録しました。10位は、コンサート映画「SUGA | Agust D TOUR 'D-DAY' THE MOVIE」(トラファルガー・リリース)。世界的に人気を集める韓国の男性ヒップホップグループ「BTS」のメンバー・SUGAが2023年に敢行した初のソロワールドツアーの最終公演を収録しています。週末3日間で、興収99万ドルをあげています。

キルステン・ダンスト主演、アレックス・ガーランド監督の「Civil War(原題)」が首位 Photo by Amy Sussman/WireImage/Getty Images