ネクストレベルは4月12日、出産時の「夫のありえない言動」についてのアンケート結果を発表した。調査は2024年3月21日~2024年3月24日、18歳以上の出産経験がある女性329人を対象にインターネットで行われた。

出産の時に夫がやらかした「ありえない言動」ランキングで1位に選ばれたのはマッサージや汗拭きが下手すぎる」だった。「陣痛に耐えている時にマッサージをお願いしたが、全然ツボに入っていないし、すぐにバテるしで役に立たなかった。」(32歳・福岡・1児の母)、「ツボがまったく違った。こっちは息をするのもやっとの状態なのに「え、違うの?どこか言ってよ、え?」と。「もう、いい」と告げてソファに戻ってもらいました…」(41歳・岩手・2児の母)、「腰やお尻を押してもらう時に「このくらいの強さ?大丈夫?強く押して大丈夫?」と陣痛で喋れないのに話しかけてこられて、気が散ってしかたなかった」(31歳・岡山・1児の母)といった不満が寄せられた。

2位には「夫が慌てすぎていた」がランクイン。「ビデオ撮影をお願いしていたのにも関わらず、慌ててしまいカメラを持たずに分娩室に入ってきた。産まれた瞬間の撮影ができなかった」(33歳・徳島・3児の母)、「焦りすぎて力の入れ方が分からなくなり、用意していたペットボトル用のストローを取り付ける際に、強く付けすぎて壊した。何も飲めなくなった」(35歳・兵庫・3児の母)といったエピソードも。出産がはじまって、慌てたいのはむしろ妻のほうだと思うが、一大事に慌てすぎる男性も多いようだ。

3位は「ただつっ立っているだけだった」。「励ますわけでもなく、ただ棒立ちして見ていた」(34歳・東京・3児の母)、「なかなか産まれなかったので緊急帝王切開になった。生まれた後「私の代わりに抱っこしてあげて」とお願いしていたのに、抱くのが怖いと言って何もしなかった。部屋の隅で突っ立って写真だけ撮っていた」(40歳・兵庫・1児の母)…なんていう男性も。

4位は「仕事を優先した」。「陣痛で苦しんでいる時に、頻繁に仕事の電話で部屋の外に出て行った。こっちは痛いし心細いのでイラっとした」(34歳・三重・2児の母)とのこと。仕事も大切なのはわからないでもないが、出産よりも仕事を優先したことに「ありえない!」と感じる妻たちの意見が寄せられた。

同率4位が「携帯をいじってばかりいた・携帯ゲームばかりしていた」。「陣痛が弱く時間がかかっていた。さすがに待つのに飽きたのかスマホをいじる時間がだんだんと長くなり、動画を見て寝転んだりし始め、緊張感がないなぁと呆れた」(43歳・北海道・2児の母)、「病室で携帯のゲームをしていて、音も出していた。常識的に考えておかしい」(36歳・山口・2児の母)などの呆れ声があがった。

6位は「自分だけ寝た」だった。陣痛や帝王切開の傷の痛みなどで寝るどころではない妻を横目に、病室で自分だけのんきに寝てしまった残念な夫も。「初産の時、長い陣痛で苦しんでいる中、旦那がイビキをかいて寝始めた。そこは我慢して欲しかった」(35歳・宮城・3児の母)、「分娩室に入るタイミングで煙草を吸いに行って帰ってこないと思ったら、私の病室のベッドで爆睡していた」(40歳・大阪・3児の母)とのことだった。

7位は「自分だけご飯を食べていた」。「陣痛がきている時にご飯が出たが、食べられずにいると主人が食べた。出産後すぐにもご飯が出たが、疲れ果ててしまっていて食べられなかったら、それも主人が食べた。見兼ねた義母がお寿司を買ってきてくれたが、結果それも主人が食べた。ずっと何か食べていたという記憶しかない」(50歳・群馬・2児の母)…なんてことも。

8位は「義父母を連れてきた」。「出産後2時間くらいで、へとへとで部屋に戻った時すでに義家族が病室で待機していました。休みたかったのに初孫で大興奮の義母の相手をさせられ、すっぴんで写真を撮られ、離婚を検討するほどムカつきました」(32歳・佐賀・3児の母)など、自分に余裕がない時に義父母に来られても困る!という妻たちからの意見が多数集まった。

9位は「うるさく話しかけてきた」。「陣痛で痛いって言ってるのにテレビ番組に夢中でマッサージをしてくれなかった。さらにはクイズ番組を視ながら「この答えはこれだよねー」と話しかけてきてイラッとした」(36歳・愛媛・2児の母)、「私が陣痛中の痛みに耐えてる中、「この痛さも良い思い出になるよ」と訳のわからないことを言ってきた。「もう何も話すな」と怒りました」(27歳・兵庫・1児の母)など、怒りの声が寄せられた。

10位はまさかの「病院に来なかった」。「立ち会わなくてもいいとは言ったけど、病院には来て分娩室の前で待つくらいはしてほしかった」(47歳・福岡・2児の母)、「臨月だというのにパチンコに出かけて行って、お腹が痛くなったので電話をしたが出ず、結局生まれて数時間後に登場」(26歳・神奈川・1児の母)といったエピソードが寄せられた。

番外編として、他にも「看護師さんから「お父さん、背中さすってあげて」と言われた時「僕はいいです」と断り「いいですじゃないでしょ! あなた父親でしょ!」と看護師さんに怒鳴られていた」(39歳・神奈川・3児の母)、「旦那がやっと来たと思ったら、服を前後反対に着てきて、そんなボケに突っ込んでる余裕はないのでイライラした」(33歳・兵庫・2児の母)といったエピソードも。

出産時のありえない行動を妻たちは今どう思っているのか尋ねたところ、「一生根に持つと思う」と「一生ほどではないがそれなりに覚えていると思う」の2つの意見を合わせると59.3%と過半数を超えた。

最後に、当時の夫に言いたいことを聞いたところ、「いつ陣痛が来るかも分からないのに、立ち会いたかったとか好きなこと言うな」(39歳・新潟・2児の母)、「多くの人は無事に出産しますが、出産中は、命を懸けた大変な状況です。慌てる必要はありませんが、それを理解し、自分の代わりに妻が我が子を出産してくれていることに感謝しましょう」(42歳・神奈川・2児の母)、「産んでみたらいい」(36歳・愛媛・2児の母)といった声が集まった。
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