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 トップ棋士たちの素のやりとりに、ファンも思わず笑顔になった。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」決勝戦、関東B 対 中部が4月13日に放送された。勝負所の第5局だったが、関東Bの作戦会議室は和やかだ。増田康宏八段(26)はお菓子を頬張ったものの、局面について発言すると「モゴモゴ◎△$♪×…」。監督の渡辺明九段(39)からは「何言ってるかわかんないんだけど(笑)」と鋭いツッコミが飛んだ。

【映像】あなたは聞き取れた!?増田八段の「◎△$♪×…」

 関東Bの1勝3敗と苦しい星取りで迎えた第5局は、森内俊之九段(53)と藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)の注目対決となった。両者は第5回ABEMAトーナメントでチームメイトだった間柄とあり、森内九段は「対戦は久しぶりなので楽しみです」と語り対局場へと向かった。

 対局は藤井竜王・名人の先手で相掛かり模様の出だしに。前例の少ない将棋へと発展したとあり、両軍の作戦会議室は大盛り上がりとなっていた。関東Bの控室では、前局を担当したものの藤井竜王・名人に黒星を喫した増田八段がお菓子をボリボリ。口いっぱいに焼き菓子を頬張っていた。

 モニター越しに局面の検討をしていた渡辺監督は「9七桂とかで妥協するんですかね?」。永瀬拓矢九段(31)、伊藤匠七段(21)は脳内をフル回転させて「いや~」と首をかしてげていた。すると増田八段は何かに気づいたか、「モゴモゴ◎△$♪×¥●&%#…」。お菓子を口に入れたまま発言したため、渡辺九段から「何言ってるかわかんないんだけど(笑)」とツッコミを入れられていた。

 この様子に、永瀬九段、伊藤七段は大爆笑。和気あいあいとした作戦会議室の雰囲気に、ファンも「mgmg」「もごもごww」「まっすーずっと食ってて草」「おもろーw」「ハムスターかよ」「まっすー面白すぎるw」「マッスーかわいい」「関東B楽しそうだwww」と大盛り上がりとなっていた。

 その後の対局は、積極性を見せた藤井竜王・名人がペースを握る展開に。難解な将棋とあり森内九段も引き離されまいと必死に食らいついたが、中央で挟撃態勢を築いた藤井竜王・名人が押し切って勝利を手にした。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

「何言ってるかわかんないんだけど(笑)」お菓子頬張りモゴモゴ 増田康宏八段に渡辺明九段が鋭いツッコミ 視聴者爆笑「おもろーw」/将棋・ABEMA地域対抗戦