プレミアリーグの財務規定に違反したとして2度目の勝ち点減点を言い渡されたエバートンが控訴。プレミアリーグはシーズン中に決定を下すことになるという。

エバートンは昨年11月17日、独立委員会からプレミアリーグの収益性および持続可能性規定(PSR)の違反が指摘され、勝ち点「10」を減点。その後、上訴したことにより、2月26日に勝ち点「6」の減点に変更されていた。

エバートンは1660万ポンド(約31億8000万円)の違反をしている中、プレミアリーグはさらに聴取を進め、8日に追加で勝ち点「2」のマイナスを決定。これにより、勝ち点「8」が減点されることとなった。

エバートン二転三転する結果に対し、「一貫性がない」と指摘。控訴することを決定していた中、プレミアリーグは15日に声明を発表。「迅速に」審理するとした。

エバートンは、プレミアリーグの収益性および持続可能性規定への違反をクラブが認めたことを受けて、勝ち点2の原点を課すという独立委員会の決定に対し控訴した」

「本日、クラブが司法委員長に上訴を提出したことを受け、この件を審理する上訴委員会が任命された。この訴訟は、リーグの標準指示に従って、迅速に審理される」

「全てのクラブとファンに明確さと確実性を与えるため、プレミアリーグは今シーズンの最終日である5月19日までに結果を確認し、控訴を緊急に解決することを目指している」

シーズンに及ぼす勝ち点の影響は計り知れない。現在勝ち点8がマイナスされているエバートンは、勝ち点27で16位に位置。降格圏のルートン・タウンとの勝ち点差はわずかに「2」という状況だ。

1試合消化が少ない状況とはいえ、今回の違反による勝ち点の上下はエバートンのみならず、他のクラブにとっても死活問題。残り5試合と終わりが迫っている中で、残留争いには不確定要素がつきまとうこととなった。

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