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 Xのイーロン・マスク氏は4月16日、Xでアカウントを作成したばかりのユーザーが投稿や返信をする際、少額の手数料を徴収する制度を拡大する可能性を示唆した。

 同社は2023年10月より、ニュージーランドフィリピンの新規ユーザーを対象に、投稿、返信などの一部機能を有料化する「Not A Bot」制度をテストしている。料金は年額1ドル(約150円)で、スパムやbot、プロットフォーム操作を狙ったアカウントの抑制を目的としたものだ。

 このNot A Botが前述の2ヵ国以外にも拡大されている可能性があると、X関連情報を発信するX Daily News(@xDaily)が2024年4月16日、ほかのユーザーのポストを引用する形で投稿。同ポストに対し、イーロン・マスク氏が「botの容赦ない攻撃を抑制する唯一の方法は、新規ユーザーの書き込みアクセスに少額の料金を課すことです」と返信し、実質的にX Daily Newsの推測を肯定した。

 別のユーザーが投稿した「手数料徴収の代替手段として、暗号通貨マイニングを課すといった方法は採れないのか?」という質問についても同氏は回答。提案された方法は少額の手数料徴収よりはるかに困難であるとした上で、手数料徴収はアカウント作成から3ヵ月間で終了することを明らかにしている。

 なお、4月16日現在、新しく同制度の対象となる地域や料金制度の詳細は明かされていない。

イーロン・マスク、Xの投稿・返信・いいね・ブックマークに”手数料” 新規ユーザーが対象