アレック・ボールドウィンが主演とプロデューサーを務めるインディーズ映画『Rust』の撮影現場に実弾が紛れ込み、撮影監督ハリナ・ハッチンスが死亡、監督ジョエル・ソウザが負傷した事件で、武器担当者のハンナ・グテレス=リードに18ヶ月の実刑判決が言い渡された。

グテレス=リードは、予算のない現場で小道具係も兼任させられ余裕がなかったことなどを言い訳にし、保護観察処分で済ませてもらうよう懇願していたが、かなわなかった。

判事は、収監されている刑務所からグテレス=リードがかけた大量の電話の中で、実弾が紛れ込んだことについて彼女は自分以外の人々を責め続け、被害者に対する思いやりをまるで見せなかったと述べている。

グテレス=リードが準備した銃を構えてハッチンスを撃ったボールドウィンは、7月に裁判を控えている。ボールドウィンはほかに民事裁判も抱えている。

文=猿渡由紀