X(Twitter)が新規ユーザーに対し、投稿するのに少額の会費を課す計画を進めているようです。

【画像】マスク氏の実際の投稿を見る

 XのWebサイトの更新をチェックしているアカウントが4月16日、「(スパム対策として)新規ユーザーは投稿、いいね、ブックマーク、返信をするのに少額の料金を払う必要がある」「フォローと閲覧は無料」といった内容が追加されたと伝えました。

 Xは2023年から、フィリピンとニュージーランドで投稿やリポストなどに年間1ドル(約150円)を課す新プログラムのテストを実施しています。サイトの更新内容から、この施策が拡大されるのではないかとの見方が広がりました。

 Xオーナーのイーロン・マスク氏はこうした見方に対し、「残念ながら新規ユーザーの書き込み権に少額を課すことが、ボットの猛攻を抑制する唯一の手段だ」と自身のアカウントでコメント。現在のAIやトロールファーム(情報工作組織)は「あなたはボットですか」のチェックを簡単にくぐり抜けるとしています。

 同氏はまた別の投稿で、この施策は「新規ユーザーだけ」と明言し、3カ月たてば無料で投稿できるようになるとも述べています。

イーロン・マスク氏