クソルが、愛知県新城市内の八束穂区で計画している「太陽光発電事業計画」

その「太陽光発電事業計画」について、八束穂区とエクソルは「周辺環境の保護及び景観の保全」「地域への貢献」を記した協定書を締結。

またこれにより、八束穂区内に太陽光発電所の建設が決定しました。

 

愛知県新城市八束穂区「太陽光発電事業計画」

 

2023年10月5日、八束穂区がエクソルに対して、地域の事情を踏まえて太陽光発電所の建設について考えるために、協定書の作成を提案しました。

八束穂区とエクソルは、地域の土地活用をどう考えるか、太陽光発電所を建設するならどのようなものであるべきか、おおよそ半年に及び協議を重ねました。

その結果「周辺環境の保護及び景観の保全」「地域への貢献」といった内容を記載した協定書を締結。

地域の総意として太陽光発電所の建設に賛同いただき、太陽光発電所の建設が決定しました。

 

太陽光発電事業の決定に至る背景と経緯について

 

本件は事業用地が「長篠の合戦の跡地」という古跡に属し、馬防柵の復元場所にも近いため、歴史的な背景や景観の観点から、地域住民等で構成される「設楽原をまもる会」をはじめ、太陽光発電の建設に反対する声が挙がっていました。

クソルは2023年10月5日に住民説明会を開催し、計画を無理やり推し進める意思はなく、太陽光発電所が地域に必要かどうか、地域の方の総意に従いたいことを伝えました。

住民説明会後、八束穂区がエクソルに、地域の事情を踏まえて太陽光発電所の建設について考えるために、協定書の草案を作成することを提案。

八束穂区は、協定書の作成にあたり「設楽原をまもる会」とも相談をしながら内容の検討を行いました。

当該地の地権者をはじめとした、周辺地域の土地管理者が抱える高齢化等に伴う継続的な土地管理が将来的に難しくなるという問題。

当該地周辺が後世に残していくべき歴史的な地域であり観光地の近くでもあるという事情。

これらのことを考慮した内容の協定書草案が、2023年11月に完成しました。

八束穂区とエクソルは、草案を基におおよそ半年に及ぶ継続的な協議を実施しました。

2024年2月13日、エクソルに八束穂区から、検討を進めていた協定書の内容について役員会で合意が取れたとの連絡があり、4月1日に協定書の締結が完了し、太陽光発電所の建設を進めることが決まりました。

 

協定書の内容

 

八束穂区とともに作成した協定書には、『周辺環境の保護及び景観の保全』や『地域への貢献』といった内容が記載されています。

具体的には、「フェンスの色彩や外観を馬防柵側からの眺望に配慮し、景観に調和する」「災害等によって地区内で停電が発生した場合、非常用電源として電力を供給する」ということや、「事業の余剰地は馬防策等の観光ガイドおよび駐車場用地として使用する」といった住民説明会での意見も踏まえた内容となっています。

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