俳優の石原さとみ(37)と中村倫也(37)が16日、都内で行われた映画『ミッシング』(5月17日公開)完成披露試写会に登壇した。“同い年、同じ誕生日、同じ血液型”という運命的な共通点を持つ2人はドラマ『H2 ~君といた日々~』(2005年)以来、19年ぶりに共演を果たした。

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 『愛しのアイリーン』、『空白』で知られる吉田恵輔監督が手掛ける今作で、石原は娘の失踪を機に夫婦の温度差やマスコミの報道、どうにもできない苦しみにもがきながらも光を見つけていく母親・沙織里を、唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を中村が演じている。

 中村は「始まる前は久しぶりにさとみさんと一緒だ、うれしいなとただ、思っていたんですけど初日にさとみちゃんがいて芝居するときに、急に感慨深くて。そこで気づいたんですけど、石原さとみの背中を俺は追いかけてたんだな、と」としみじみと明かした。

 「僕がいうとふざけてるみたいでしょ?」と確認する中村に、石原が素直に「なんですかそれ。すっごいふざけていると思う、え?」と返すと「僕がこの仕事を始めた時にはもう同世代のトップを走ってた。そこからしばらく共演もなく、いつか何かでご一緒したいと、ここまでかかって。19年前のドラマでは一緒に甲子園を目指してたんですけも、その作品はむね(青木崇高)くんと一緒だった」と共演する青木も含め「この並びを見たときに、運命を感じました。あ、“Destiny”ですね」と石原の主演ドラマタイトルを引き合いに笑いを誘っていた。

 このほか森優作(34)、小野花梨(25)、細川岳(31)、吉田恵輔監督が参加した。

石原さとみと19年ぶりに共演した中村倫也(C)ORICON NewS inc.