大泉洋と月川翔監督が初タッグを組んだ「ディア・ファミリー」の最新予告編(https://youtu.be/uTrPG78P-b0)が公開された。主題歌を担当するのはMrs. GREEN APPLEで、本作のために書き下ろした楽曲「Dear」を予告映像内で聞くことができる。

本作は、小さな町工場の経営者だった筒井宣政氏とその家族が、娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発を始め、その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテル誕生秘話を映画化したもの。主演の大泉演じる坪井宣政を支える妻に菅野美穂、心臓疾患を持つ娘に福本莉子、家族を支える姉妹を川栄李奈新井美羽が演じる。

生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことが出来ないという現実。そんな絶望の中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。

知識のない中で始まった医療器具の開発は、限りなく不可能に近く、前途多難だった。「ただ娘の命を救いたい」という一心で、宣政と母・陽子は人工心臓・カテーテルの勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意して何年もその開発に時間を費やす。しかし、医療器具として承認されるまでには様々な障壁が立ちはだかり、やがて研究は行き詰りを見せる。佳美の命のリミットは刻一刻と迫っていた……。松村北斗、有村架純、光石研、上杉柊平、徳永えり、満島真之介、戸田菜穂ら豪華キャストが共演する。

2013年の結成以来、幅広い世代に人気を博し快進撃を続けるMrs. GREEN APPLE大泉洋と大森元貴(ボーカル/ギター)のタッグは、「第74回NHK紅白歌合戦」での特別ステージ以来となる。

主題歌「Dear」は不可能なことを成し遂げようとどんな時も歩みを止めない家族の背中を押すような前向きな歌詞と壮大なアレンジが印象的な楽曲となっており、今作についてMrs. GREEN APPLEの大森元貴は「本作は全て実話ということで、すべての出来事の先にバルーンカテーテルが生まれたと考えるととても感慨深いです。目の前にある現実の大きさは計り知れないものですが、家族の皆さんの絆の強さを感じて胸がキュッとなりました。主題歌の「Dear」は壮大でさわやかな楽曲ですが、地に足がついて芯が一つ通っているような楽曲です」とコメント。「左胸の鼓動を感じてる 右の脳で明日を夢見てる」という歌詞からも、生き抜く事への前向きなメッセージが感じられる。

岸田プロデューサーはMrs. GREEN APPLEの主題歌起用に関し、「『この映画は作りたいだけの映画ではなくて"届けなくてはいけない映画"だと考えています』という言葉と共に主題歌のオファーをさせていただきました。決して悲しいだけの物語ではなく、愛と熱意が突き抜けて、希望が生まれる。この楽曲の鼓動が『次へ、その先へ』と私たちの背中を押し、新しい未来に向かわせてくれる。この映画は最高の音楽と共に終幕します」とコメントを寄せている。様々な困難を乗り越え、未来へ向かって突き進むパワーあふれる楽曲が、家族の物語に寄り添っていく。

「ディア・ファミリー」は、6月14日から全国東宝系で公開。

主題歌決定! (C)2024「ディア・ファミリー」製作委員会