小さな町工場の経営者が、のちに世界で17万人もの命を救うことになるIABPバルーンカテーテルを誕生させた奇跡の実話を、大泉洋主演で描く『ディア・ファミリー』(6月14日公開)。このたび、主題歌アーティストがMrs. GREEN APPLEに決定。さらに最新予告が解禁となった。

【写真を見る】Mrs. GREEN APPLEの楽曲「Dear」が家族の物語に寄り添っていく最新予告映像

生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘、佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことが出来ないという現実。そんな絶望のなか、小さな町工場を経営する父、宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発をはじめ、その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させたその秘話が描かれる。主演に大泉洋、大泉演じる坪井宣政を支える妻に菅野美穂、心臓疾患を持つ娘に福本莉子、家族を支える姉妹に川栄李奈新井美羽を迎える。さらに、先日松村北斗をはじめ有村架純、光石研、上杉柊平、徳永えり、満島真之介、戸田菜穂ら豪華キャストの出演が解禁され話題となっていた。

今回、本作の主題歌を担当することが決まったのは、2013年の結成以来「青と夏」、「インフェルノ」などヒット曲を連発しているMrs. GREEN APPLE。主演、大泉とバンドのボーカル/ギターを務める大森元貴のタッグは、第74回NHK紅白歌合戦での特別ステージ以来となる。主題歌の「Dear」は不可能なことを成しとげようとどんなときも歩みを止めない家族の背中を押すような楽曲。今作について大森は「本作は全て実話ということで、すべての出来事の先にバルーンカテーテルが生まれたと考えるととても感慨深いです。目の前にある現実の大きさは計り知れないものですが、家族の皆さんの絆の強さを感じて胸がキュッとなりました。主題歌の『Dear』は壮大でさわやかな楽曲ですが、地に足がついて芯が一つ通っているような楽曲です」とコメント。また、プロデューサーの岸田一晃はMrs. GREEN APPLEの主題歌起用に関して「『この映画は作りたいだけの映画ではなくて"届けなくてはいけない映画"だと考えています」という言葉とともに主題歌のオファーをさせていただきました。決して悲しいだけの物語ではなく、愛と熱意が突き抜けて、希望が生まれる。この楽曲の鼓動が『次へ、その先へ』と私たちの背中を押し、新しい未来に向かわせてくれる。この映画は最高の音楽とともに終幕します」とコメントを寄せた。

さらに、主題歌を使用した最新予告映像も到着。医療には全くの無知だった町工場の男とその家族が、余命10年を宣告された小さな娘を救いたいその一心で、どんな困難に衝突しても未来へ向かって諦めずに挑んでいく様子が映し出されている。そんな力強い実話に正面から向きあって制作された楽曲「Dear」が、家族の物語に寄り添っていく感動的な映像となった。

様々な困難を乗り越え、未来へ向かって突き進む家族に待ち受ける運命とは?本作の公開に期待が高まる。

■<アーティスト、スタッフコメント>

Mrs. GREEN APPLE(主題歌アーティスト)

「本作は全て実話ということで、すべての出来事の先にバルーンカテーテルが生まれたと考えるととても感慨深いです。目の前にある現実の大きさは計り知れないものですが、家族の皆さんの絆の強さを感じて胸がキュッとなりました。事前に資料をいただき、拝見してから楽曲を制作したのですが、凄く泣けました。とてつもないエネルギーや生きる活力のようなものをいただきました。主題歌の『Dear』は壮大でさわやかな印象ですが、地に足がついて芯が一つ通っているような楽曲です。歌詞もいままで表現したことないようなワードが入っているので、そこにもぜひ注目してください」

●岸田一晃(プロデューサー)

「『この映画は作りたいだけの映画ではなくて"届けなくてはいけない映画"だと考えています』という言葉とともに主題歌のオファーをさせていただきました。ある家族が願った切なる想いが世界中に広がって、そして今も尚、その想いは輝いて生き続けている。実話を元にしたこの映画には単純に感動的な音楽がエンディングを飾るだけではダメだと考えていて、ディア・ファミリーが持つ熱量が欲しかったのです。初めてデモ音源を聴いた時に最後のピースがハマったと実感しました。決して悲しいだけの物語ではなく、愛と熱意が突き抜けて、希望が生まれる。この楽曲の鼓動が『次へ、その先へ』と私たちの背中を押し、新しい未来に向かわせてくれる。この映画は最高の音楽とともに終幕します」

文/鈴木レイヤ

小さな町工場の経営者起こした奇跡の実話を、大泉洋主演で描く『ディア・ファミリー』/[c]2024「ディア・ファミリー」製作委員会