3年目を迎える立浪監督のもと、中日が勢いに乗っている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 立浪和義監督に率いられ、3シーズン目を迎えている中日が好調だ。今月に入り、巨人、広島、DeNAと3カード連続で勝ち越し、続くバンテリンドームでの阪神戦2戦目まで引き分けを挟み6連勝、さらに16日のヤクルト戦では粘り強く逆転勝ちを収めて首位をキープした。

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 これまで同様、投手陣が躍進の原動力となっており、チーム防御率1.85はリーグ2位、失点は30でリーグトップ(4月15日時点)。先発陣では柳裕也小笠原慎之介が今季も安定感あるピッチングを披露、リリーフマルティネスもすでに6セーブと、高いパフォーマンスをみせている。

 打線も新加入の中田翔を4番に据え、その前後を高橋周平細川成也で固め実績のある3選手が開幕からクリーンアップを形成。投打ともに、軸となるキープレーヤーを中心に、それぞれが役割を果たし、チームの好結果を生み出している。

 そして、選手のプレーはもちろん、就任3年目の立浪監督をはじめとする、チーム首脳陣の存在なども、好調の要因の1つであるとの声も伝えられている。

 現役時、ヤクルト、巨人、DeNAプレーし、通算380本塁打など高い実績を残したアレックス・ラミレス氏が、自身のYouTubeチャンネル『ラミちゃんねる』を4月13日に更新。その中で、中日コーチングスタッフや、期待通りの結果を残している投手陣について見解を語った。

 ラミレス氏は、「今季の中日コーチ陣には、現役時に1軍での経験が豊富な人たちが揃っている」と述べており、片岡篤史山井大介上田佳範小田幸平堂上直倫といった今季新たに1軍担当となったコーチの名前を挙げた。それぞれの実績や指導力にも触れながら、「選手は色々なことを吸収できるだろう。そうすれば、今年は多くの課題が改善されていくと思う」と期待を込めている。

 また、投手陣の話題では、先発、リリーフともに優れた投手を揃えていると指摘。その中でも、守護神のマルティネスについては「セ・リーグだけでなく、日本屈指のクローザーと言えるだろう」と称えるとともに、「リーグ優勝を目指すためには、絶対的なクローザーが不可欠」とも主張している。

 他にもラミレス氏は打線について、今季5番に座っている細川が成長を遂げ、4番を打つことになればさらに、Aクラス入りの可能性が高まるなどと見通している。

 例年にないほどの好スタートを切り、チーム内のムードも高まっている今季の中日。立浪監督、選手、コーチ陣の自信に満ちた表情は、さらなる躍進の予感も抱かせている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【ラミちゃんねるの当該動画はこちら/https://www.youtube.com/watch?v=ql8fKmxLemQ&t=19s

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