チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、バルセロナvsパリ・サンジェルマン(PSG)が、16日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、アウェイのPSGが1-4で勝利。この結果、2戦合計4-6としたPSGの準決勝進出が決まった。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

バルセロナ採点

(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 テア・シュテーゲン 5.5
4失点を喫したが、いずれもGKとしては厳しい形だった。終盤に意地のファインセーブも見せたが及ばず…

DF
23 クンデ 6.0
チームは大量失点で敗れたが、個人としては素晴らしいパフォーマンスを見せた。アラウホ退場後は気迫のプレーでチームを牽引

4 アラウホ 4.0
自身のミスパスの流れから招いたピンチでバルコラを倒してしまい痛恨の一発退場。ギリギリでの対応ではあったが、2点リードの状況を考えればリスキーなチャレンジだった

33 パウ・クバルシ 6.0
クンデ同様に個人としては安定したパフォーマンスを見せたが、悔しい試合に

2 カンセロ 4.5
守勢の展開の中で守備面の粗が出る展開に。そして、軽率なチャレンジで痛恨のPK献上…

(→フェリックス -)

MF
8 ペドリ 5.5
退場までは危なげなくプレーできたが、負傷明けでのタフな展開で徐々にトーンダウン

(→フェラン・トーレス 5.5)
球際の勝負や切り替えの部分で気迫を示したが、決定的な仕事はできなかった

22 ギュンドアン 5.5
中盤で献身的にプレーしながら後半は際どいシーンにも絡んだ

21 F・デ・ヨング 5.0
コンディション面でまだまだ本調子ではなく、数的不利の難しい状況で効果的なプレーができなかった

(→フェルミン・ロペス -)

FW
27 ラミン・ヤマル 6.5
圧巻の単騎突破からハフィーニャの先制点を演出。しかし、アラウホ退場の煽りを受けて前半30分過ぎの交代に…

(→イニゴ・マルティネス 5.5)
軽率な形で前半にカードをもらったが、後半は大崩れせず

9 レヴァンドフスキ 5.0
前後半に3度の決定機があったが、やや強引なプレー判断でチャンスを潰した。ただ、攻守に最低限の仕事はこなした

11 ハフィーニャ 6.5
2試合連続ゴール。それ以上に両サイドハーフに最後は左サイドバックまでこなしながら、攻守両面で素晴らしいファイトを見せた

監督
チャビ 4.5
チームが数的不利で厳しい状況の中、メンタルをコントロールできずにレッドカードで退席処分。アラウホ退場が流れを大きく変えたが、チームを鼓舞する形ではなく職場放棄にも見える無責任な振る舞いだった

パリ・サンジェルマン採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
99 ドンナルンマ 5.5
失点はノーチャンス。レヴァンドフスキの強烈なシュートを阻むなど1stレグの厳しい内容を払しょくした

DF
2 ハキミ 6.0
1失点目では絞り切れなかったが、数的優位を得た後は1アシストを含め攻撃面で良いアクセントを付けた

5 マルキーニョス 6.0
数的優位の状況でリスク管理を徹底。レヴァンドフスキら相手のアタッカー陣を読みを利かせた対応で封じた

21 リュカ 5.5
後半終盤に軽率なボールロストでピンチを招く。それ以外は無難にまとめた

25 ヌーノ・メンデス 5.5
ヤマルに完璧に翻弄されて失点に関与。ただ、相手の退場を誘発するクリアや攻撃面ではうまく味方を活かした

MF
33 ザイール=エメリ 5.5
中盤で黒子役を完遂。攻撃面でもう少し良さを出したかったが、球際ではしっかりと戦えていた

(→ウガルテ -)

17 ヴィティーニャ 7.0
見事なミドルシュートで2試合連続ゴール。全体のバランスを意識しながらアタッキングサードで効果的なプレーを見せた

8 ファビアン・ルイス 5.5
前目で攻撃に絡む意識は見せたが、その精度や判断がいまひとつだった

(→アセンシオ 5.5)
4点目の場面に絡んだが、仕留め切れなかった印象。ボール保持の部分で逃げ切りに貢献

FW
10 デンベレ 7.0
2試合連続恩返しゴールにPK奪取。試合を通して古巣の脅威となり続けた

(→コロ・ムアニ -)

7 ムバッペ 6.5
来季からの“ライバル”相手に2ゴール。流れの中では抑え込まれた印象も、見事な決定力を発揮した

29 バルコラ 6.5
アラウホの退場誘発に1点目をアシスト。本職の左ウイングで攻撃の起点を担った

(→イ・ガンイン 5.5)
見せ場はほぼなかったが、チームプレーヤーとして最低限の仕事をこなす

監督
ルイス・エンリケ 6.0
相手の自滅に助けられた印象もあるが、敵地で逆転勝利に導いてベスト4進出

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
デンベレ(パリ・サンジェルマン)
ブーイングで迎えられた古巣相手のアウェイゲームで強靭なメンタルを発揮。反撃の狼煙を挙げる貴重なゴールに2戦合計で決勝点となるPK奪取。前線で効果的なポジションを取りながら鋭い仕掛けやラストパスで攻撃を司った。

バルセロナ 1-4(AGG:4-6) パリ・サンジェルマン
バルセロナ
ハフィーニャ(前12)
PSG
デンベレ(前40)
ヴィティーニャ(後9)
ムバッペ(後16)【PK】
ムバッペ(後44)

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