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 QuantumCoreは4月9日、独自のレザバーコンピューティング技術「Qore」と生成系AI技術を組み合わせた新サービス「GenQore(ジェンコア)」の提供を開始した。

 同社のコア技術である話者認識APIの「VDQore」は、10秒程度の音声から個人を特定し、既存の音声認識と組み合わせることで「誰が何を話したか」をリアルタイムに可視化する。この技術は既に累計およそ2600社提供の自動議事録サービス「Sloos」にも採用されている。

 GenQoreは、VDQoreによる話者認識と音声認識により会話の内容を理解し、その文脈に沿った各種コンテンツを自動生成するサービス。例えば会議中の議論から議事録を自動要約したり、コールセンターでの問い合わせ内容から顧客対応マニュアルのドラフトを即座に生成したりすることが可能だ。

 その他、問い合わせ対応履歴からFAQ・マニュアル生成、企画会議での議論から、コンセプトシートの自動生成、オンライン診療での要点作成補助などの活用が期待できるという。

音声認識×生成AI。会話から議事録やマニュアルを生成する新サービス