浮遊感のあるポップ・センスと透明感のあるヴォーカルが魅力のマルチ・シンガー・ソング・ライター/バイオリニスト=Kishi Bashi(キシバシ)が3月2日東京・Billboard Live Tokyoにて来日公演を行った。その1stステージにて、現在放送中のNHK連続テレビ小説マッサン」に出演中の米女優=シャーロットケイトフォックスが飛び入りでステージに上がった。

キシバシは、日本人の両親を持ちながら、生まれも育ちもアメリカの日系アメリカ人。アメリカでWindows8SONY ExperiaのCMソングを手掛けたことで一躍脚光を浴び、その後日本でも「Huawei Ascend」、花王「エッセンシャル ダメージケア」CMソングに起用され話題をさらった、世界が注目するマルチ・シンガー・ソングライター。元々友人関係であったキシバシとシャーロット。今回はキシバシの大ファンと公言しているシャーロットライヴに訪れたことで急遽実現したスペシャルなステージとなった。

今回のツアーは通常のバンドスタイルとは異なり、ヴァイオリンヴァイオリンチェロヴィオラの弦楽4名にキシバシが指揮を行いながら自身のヴァイオリンエフェクター、サンプラー類を操る四重奏スタイルで、オーディエンスもスタンディングではなく着席としてスタート。「Manchester」「Bittersweet Genesis for Him and Her」などの曲がストリング・スタイルにアレンジされた重厚かつ壮麗なステージが展開される。

中盤ではソロ・パフォーマンスに移行、「Bright Whites」「It All Began With A Burst」などの人気曲をヴァイオリンの音とヒューマン・ビート・ボックスの音を重ねながらループしていく独創的なスタイルでオーディエンスを魅了。終盤には「Philosophize In It! Chemicalize With It!」「The Ballad of Mr Stake」などの人気曲で盛り上げ、オーディエンスは総立ち、大喝采の中本編終了となった。

ステージ中盤となる6曲目の際に「ここでスペシャル・ゲストをお呼びします!僕が尊敬するアーティスト!」というキシバシのアナウンスと共に、なんとシャーロットケイトフォックスが飛び入りで登場し、アルバム「Lighght」収録の楽曲「Q&A」を2人でデュエットした。オーディエンスにとってはこのスペシャルなサプライズに、拍手が鳴り止むことなく無事に東京公演を終了した。

昨年4月23日にリリースしたキシバシのメジャー・デビュー・アルバム「ライト」は、クラシカルな美しいバイオリンの旋律とデジタルな遊び心、英語と日本語が織り交ざる、日系アメリカ人である彼のアイデンティーが詰まった最高のアルバムになっており、約1年経った今でもロングセラーを続けている作品になっている。

Kishi Bashi Quartet Japan Tour 東京公演1stステージ セットリスト
1.Manchester
2.Bittersweet Genesis from Him and Her
3.I Am The Antichrist To You
4.In Fantasia
5.Atticus
6.Q&A(デュエット with シャーロットケイトフォックス
7.Bright Whites
8.It All Began With A Burst
9.Carry On Phenomenon
10.Philosophize In It! Chemicalize With It!
11.The Ballad Of Mr. Steak
アンコールアコースティック
12.This Must Be The Place
13.Song For The Sold

メンバー
キシバシ:ヴァイオリン / ヴォーカル
皆川真里菜:ヴァイオリン
天野恵:ヴァイオリン
若宮百花:ヴィオラ
小澄さおりチェロ

関連リンク

Kishi Bashi 日本オフィシャルサイトhttp://kishibashi.jp/
Kishi Bashi レーベル・オフィシャル・サイト:http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A024714.html
Kishi Bashi オフィシャルFacebook:https://www.facebook.com/mrkishibashi
Kishi Bashi 日本オフィシャルTwitterアカウントKishiBashi_JP

Kishi Bashi、来日ステージで“日本の朝の顔”シャーロット・ケイト・フォックスと初共演