本当に開通するの……!

東北道を越えたら虚無 あまりにも惜しい境界道路

埼玉県川口市は2024年4月12日、都市計画道路「戸塚差間線」が26日(金)15時に全線開通すると発表しました。

同路線はJR・埼玉高速鉄道東川口駅に近い戸塚地域を東西に横断する約1.6kmの都市計画道路。途中には東北道をまたぐ高架橋もありますが、「大型車は通り抜けできません!!」との看板が立ち、橋のたもとの車道にコンクリートブロックを置いて意図的に幅を狭めています。

というのも、橋の東側で道路が突如として途切れ、細い道のみに接続している状態だからです。戸塚差間線はほぼ全線が川口市に属すものの、わずかにさいたま市が食い込んでおり、その部分の整備が進んでいなかったのです。

戸塚差間線のうち川口市の区間は、土地区画整理に合わせて1993(平成5)年に全線開通しており、今回、さいたま市が一部食い込む320mの区間が実に31年ぶりに開通することになります。橋の東側は、そのまま綾瀬川まで真っすぐ抜けられるようになります。

東北道をまたぐ戸塚差間線。橋の向こう(中央奥)は途切れている(画像:Google earth)。