漫画家・浅野いにお氏の作品を初アニメーション映画化した『デッドデッドデーモンデデデデデストラクション』(通称・デデデデ)。3月22日から公開中の前章が好評な中、5月24日より全国公開される後章の本予告映像が解禁となった。

【動画】『デデデデ』後章、本予告映像

 2014年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載が開始された本作は、突如東京上空に巨大な宇宙船 通称“母艦”が襲来し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでゆく世界で、日々の青春を謳歌する少女たちの物語。第66回小学館漫画賞一般向け部門、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したのち、22年に全12集をもって完結を迎えた。

 解禁となった本予告は、空から侵略者が大量に落下している光景から始まる。夕日に浮かぶ母艦から白煙が放出され不穏な空気が漂う東京で、大学生活を送る門出とおんたんに、前章では謎の存在だった大葉圭太が「実は僕、侵略者です。」と衝撃の告白。

 その後も3人の他愛のない生活が続くように見えたが、場面は変わり自衛隊に囲まれ銃を向けられる侵略者。発砲音と共に世界は一転し、侵略者との戦闘や元同級生で闇落ちした小比類巻健一の登場など、物語は怒とうの展開に。

 地球が”クソやばい”状況で、「もし、僕のせいで世界が滅んだらどうする?」と門出に問いかけ銃のようなものを握りしめたおんたんの意味深な後ろ姿で締めくくられる。

 ついに明かされる、門出と凰蘭の秘密と母艦襲来の謎。地球滅亡へのカウントダウンが始まった後章で描かれる原作者監修の劇場版オリジナルのエンディングに期待が高まる映像となっている。

■『デッドデッドデーモンデデデデデストラクション』ストーリー

【前章】
 東京でハイテンション女子高生ライフを送る、小山門出と“おんたん”こと中川凰蘭。学校や受験勉強に追われつつも毎晩オンラインゲームで盛り上がる2人が暮らす街の上空には、3年前の8月31日、突如宇宙から出現し未曽有の事態を引き起こした巨大な〈母艦〉が浮かんでいた。非日常が日常に溶け込んでしまったある夜、仲良しクラスメイトに悲劇が起こる。衝撃と哀しみに打ちのめされる二人。そんな中、凰蘭は不思議な少年に出会い「君は誰?」と問いかけられる。その途端、凰蘭の脳裏に、すっかり忘れていた門出との過去が一瞬にして蘇る――!

【後章】
 入試に合格し、亜衣や凛と同じ大学に通うことになった門出と凰蘭。大学では竹本ふたば、田井沼マコトと意気投合、 会長の尾城先輩がいるオカルト研究部に入部してキャンパスライフが始まった。一方、宇宙からの〈侵略者〉は東京のそこかしこで目撃され、自衛隊は無慈悲な駆除活動を粛々と実行していた。上空には、傾いて煙が立ち上る母艦。政府転覆を狙い〈侵略者〉狩りを続ける過激派グループ・青共闘の暗躍。世界の終わりに向かうカウントダウンが刻まれる中、凰蘭は、またもあの不思議な少年・大葉に遭遇する…。

映画『デッドデッドデーモンズ デデデデデストラクション』後章より (C)浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee