晴れても雷雨と黄砂飛来に注意 週末から曇りや雨の日多く 

(解説:#気象予報士 #穂川果音)


こちらはきょう正午時点での雨雲の様子です。
関東から北海道にかけて所々で雨雲がわいているのがわかります。
今日は広い範囲で大気の状態が不安定となっておりまして、朝は静岡の浜松では1時間雨量54.5ミリを観測。非常に激しい雨の降った所もありました。


きょういっぱいは、引き続き変わりやすい空模様となりそうなんです。
こちらは、きょう夕方の発雷確率と雨の予想です。
こちらを見ていただきますと、関東甲信地方を中心に発雷確率が高く、東北や北海道でも確率が高くなっているのがわかります。
というわけで、きょういっぱいは関東地方から北海道の方を折りたたみ傘があると安心ですし、空模様の変化に注意をしてください。


さて、この変わりやすい空模様に加えて、もう一つ注意をしていただきたいポイントがあります。
それが黄砂です。
こちら気象衛星を見ると、すでに黄砂がしっかりと映るような状況で、近畿地方では黄砂を観測しています。この後の黄砂の予想を見ていきましょう。


今夜にかけては、西日本や東北地方にかけても黄砂の飛来が予想されており、このような状況があすにかけても続く見込みです。
そして金曜日も少しですが、黄砂の影響が残りそうです。
というわけで晴れていても金曜日にかけては洗濯物の外干しや洗車は避けた方が良さそうですし、アレルギー疾患をお持ちの方はマスクなどで対策をしっかりと行うようにしましょう。


では、改めて明日の全国の天気、まずは予想天気図を見て行きます。
明日は、前線を伴った低気圧が、日本の南の海上を通過していきます。
太平洋側の地域では、雲の広がりやすいお天気です。
マークで見ていきます。
九州から関東甲信地方、特に太平洋側の地域では、雲の多いお天気となります。
にわか雨のタイミングもあるでしょう。ただ、気温は高いです。九州から東海地方ではあすも25度近くまで気温が上がる予想です。
北海道は雲が多くすっきりとしない天気です。
局地的な雷雨に注意をしてください。
沖縄もあすは午前中にかけては雨が降りやすく、激しい雨の降る所があるでしょう。


続いて、この先の全国の天気です。
金曜日にかけては、各地で晴れて25度近くまで気温が上がる予想となっています。
ただ、土曜日は西から天気が下り坂です。
日曜日は西日本を中心にまとまった雨となる可能性もありそうです。


そして、来週になりますと、西日本から東日本では曇りや雨の天気の日が多くなりそうです。
北海道はこの先気温の変化が大きくなります。
土曜日・日曜日と雲が多く、すっきりとしない天気に加えて、平年に比べても気温が低くなりそうです。
1週間を通して気温がとても大きく乱高下しますから、体調を崩さないようにお気をつけください。


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