法人リノベーション事業を手掛ける正和工業株式会社(本社:埼玉県春日部市、代表取締役:横田生樹、以下、正和工業)が運営する『SHOWA未来の笑顔研究所』は、運転手の労働時間が適正化される時代に合った建設業の実現を目指し、建物を利活用する「リノベーション」の運搬回数を調査しました。その結果、躯体工事などの一部工程を必要としないリノベーション新築建て替え工事に比べ、資材等の運搬回数を抑制でき、工事費用の節減も期待できることが分かりました。 

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リノベーションを選択でおよそ600回の運搬を削減(自社ビルで試算)

~運搬費用のみで2000万円以上の削減~

調査は、東京都足立区に自社が保有する自社ビル(7階建て、延べ床面積1,020平方メートル)の工事を想定。同物件を建て替える場合、解体工事、土工事、躯体工事の三つが必要となりますが、リノベーション工事では不要となります。このため、上記三つの工程の運搬回数と費用を算出し、その差を比較しました。

 その結果リノベーションであれば、運搬回数は600回減らすことができ、運搬費用だけでもおよそ2,000万円削減できることが分かりました。(※自社調べ)


自社ビル(7階建て、1,020平方メートル )


【調査詳細】

・解体工事(運搬回数240回、運搬費用855万円)

 解体工事のうち、躯体解体はリノベーションでは不要です。今回の調査では、主に躯体解体に伴うコンクリートガラの運搬費を算出。車両は10tダンプ車で計算しました。なお、この運搬回数には重機や足場の搬送の回数も含まれています。

・土工事(運搬回数140回、運搬費520万円)

 新築建て替えに必要とされる土工事では、地盤の掘削や埋め戻しに関わる土を運搬しなければなりません。この一連の工事で行われる運搬回数を算出しました。

・躯体工事(運搬回数220回、運搬費765万円)

 コンクリート工事のコンクリートミキサー車の台数、型枠工事や鉄筋工事に使用されるユニック車の運搬回数などを基に算出しました。

 この結果、中小規模の建物を工事する場合、建物を残して生かすリノベーションは、建て替え工事に比べて費用を抑えられる可能性があります。

運転手不足解決は「つくる責任、つかう責任」が鍵

 国土交通省の「持続可能な物流の実現に向けた検討会」の最終報告によると、労働時間抑制のために具体策を講じない場合、建設業の輸送能力は10%不足するとされます。輸送能力が不足することで工期に遅れが生じ、工事を検討する企業様の事業計画に影響する可能性が高いとみられます。

 未来の笑顔研究所は、可能な限りリノベーションという選択をすることで、運転手不足による影響が軽減され、建設業全体の安定化に寄与するとともに、運搬回数の減少に伴う温室効果ガス排出削減にも貢献できると考えます。

持続可能な社会の実現のためには、SDGsの12番目の目標として掲げられる「つくる責任、つかう責任」に対して、社会全体で今できることに取り組まなければなりません。未来の笑顔を創っていくためにリノベーションについて検討していただけると幸いです。

未来の笑顔研究所研究員コメント

 未来の笑顔研究所は、建物のあるべき姿を追究する架空の研究機関です。リノベーションに強い総合建設業である正和工業が培った2万件以上の工事経験を基に、リノベーションの価値を見い出し、情報を発信しています。

 今回の研究を担当した研究員(正和工業社員)のコメントは以下の通りです。

安部研究員(正和工業積算部)

 具体的な数値を出したことで改めてリノベーションの方が金額的にも環境にも優しいことが理解できました。普段からリノベーションの積算をしているので、新築建て替えと比べて、これほど運搬回数や費用に差があるとは思いませんでした。リノベーションの価値を改めて感じることができました。

斉藤研究員(正和工業積算部)

 運転手不足は建設業でも避けて通れない課題だと思います。建物によって削減できる回数や費用は異なると思いますが、この調査を参考にリノベーションを検討してもらえると嬉しいです。

正和工業株式会社 代表名:代表取締役社長 横田生樹
所在地:埼玉県春日部市豊野町2丁目32-19
URL:https://www.showa-kougyo.co.jp/
事業 :法人のリノベーションに特化した総合建設業。建築工事、管工事業(空調・衛生設備)、電気設備事業など 【未来の笑顔研究所(正和工業×クレヨンしんちゃん 特設サイト)】 ■□法人リノベーションで新時代を切り開く「未来の笑顔研究所」□■
URL:https://www.showa-kougyo.co.jp/lp/miraiken/

配信元企業:正和工業株式会社

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