旅行で来日した中国籍の男(35)が、関西空港の保安区域内に無断で立ち入ったとして、建造物侵入容疑で16日に逮捕されたことが中国でも伝えられ、注目されている。

日本メディアによると、男は旅行で14日に単身で関空に着いたが、航空機内でスマートフォンが故障し、現金も所持していなかったため、24日の帰国便まで島内で過ごすつもりだったという。男は15日午前、関空の保安区域内の国際貨物地区にある地方合同庁舎敷地内に入場手続きをせず侵入した。

日本在住の中国人ジャーナリストが16日、SNSの微博(ウェイボー)でこの事件を取り上げ、「海外旅行には現金を持っていくこと。あと、日本には建造物侵入罪というものがあるので慎重に。実のところ、この男性は領事館に助けを求めることもできた」と投稿した。

中国のウェイボー利用者からは「単身での日本旅行で、スマホだけ持って(衣服の中に)現金を入れておかないなんて不思議だ」「現金持たない主義なら、予備のスマホを用意しておかないと」「普通の思考の人にはできないよ、こんなこと」「クレジットカードや銀行カードは持っていなかったの?」「空港の職員とかに事情を話せばなんとかしてもらえたのでは?」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

旅行で来日した中国籍の男が、関西空港の保安区域内に無断で立ち入ったとして、建造物侵入容疑で16日に逮捕されたことが中国でも伝えられ、注目されている。