スクウェア・エニックスと吉徳大光が「ドラゴンクエスト」シリーズの伝説のロト装備を共同開発して誕生した五月人形「ロトの兜飾り」が、吉徳大光のオンラインストアで販売中となっている。

参考:【写真】約35万円のドラクエ「ロトの兜飾り」

 ロトの兜は、高雅で重厚ある本物の「青銅」製。江戸初期から400年以上の歴史を誇る「高岡銅器(富山県高岡市)」の伝統工芸職人の手によって、原型造りから型制作、鋳造、研磨、装飾まで、ひとつひとつ制作された。

 兜の両脇には、重厚かつ迫力ある大きさの金属製「ロトの剣(全高約25cm)」、「ロトの盾(全高約13cm)」を配置。両旗は、ロトブルーをイメージした藍色の生地に「ロトの紋章」の刺繍を施している。柄は、平安時代以降に用いられてきた格式高い伝統文様「雲立涌(くもたちわき)」。雲が涌き起こる様子をかたどっており、「天に昇る竜は雲を呼び起こし、その勢いをさらに増す」とも言われている。兜飾りの台座となる「櫃(ひつ)」は、気品ある漆黒色の中央に、金色に輝く「ロトのしるし」が施されている。

 屏風は、作品名「序開之図(じょびらきのず)」で、ドラゴンクエストの1作目に登場する「ラダトーム城」から見た「竜王の城」をイメージして制作。序開とは、物事の始まりの事を指し、はじまりの地から竜王城を仰ぎみるスライムや、おなじみのモンスターなどが描かれている。屏風の生地には、綸光(りんこう)と呼ばれる光沢感のある織物を使用しており、高級感ある仕上がりだ。

 端午の節句(五月人形)以外にも、部屋の飾り・コレクションとしても楽しむことができる「ドラゴンクエスト ロトの兜飾り」は、349,800円(税込)で販売中。オンラインストアだけでなく、「吉徳 浅草橋本店」でも展示販売中となっている。

(文=リアルサウンド編集部)

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