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 頭の良さと器用さで、どんな環境にも適応することができるアライグマだが、時に人間が驚くようなアクロバットな行動をすることがあるようだ。

 アメリカの民家に水を飲みに来たアライグマは、後脚を上に持ち上げ、前脚だけでとことこと歩く姿が監視カメラにとらえられていた。

 なんかやってみたらできちゃって、それでちょっと楽しくなっちゃってとか、このアライグマにとってのマイブーム的な歩き方なのだろうか?

【画像】 民家の監視カメラがとらえていた逆立ちして歩くアライグマ

 アメリカ、コロラド州コロラドスプリングスにすむ動物愛好家のSueさんは、自宅の庭に野生動物たちが自由に飲めるよう、器に水を入れて置いている。

 2024年3月25日の深夜3時半頃、アライグマがその水を飲みに来た。その時の様子が監視カメラにとらえられていたのだが、その姿があまりにも独特すぎた。

 後ろ脚をひょいっと持ち上げると、逆立ちをしながら去っていったのだ。

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 飼い犬も訓練すれば逆立ち歩きをすることができるが、このアライグマは野生である。水を飲んでちょっと気分が良くなっちゃったのだろうか?

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 アライグマの「やってみた」シリーズかなんかで、逆立ち編があって、簡単にできちゃったので、それを誰も見てない場所で披露していたのだろうか?

 その様子は別の角度に設置された監視カメラ映像にもとらえられていた。

アライグマの逆立ちは珍しい

 Sueさんは、15年以上前から庭に監視カメラを設置しているが、アライグマが逆立ちして歩いているのを記録したのはこれが2度目だという。

 アライグマがどうして逆立ちをして歩いたのか?Sueさんはその理由をネットで調べてみたものの、明確な理由はわからなかったそうだ。

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 ちなみに1回目にカメラがとらえたのは2023年6月で、別のアライグマである可能性が高いという。

なぜ逆立ち歩きをしていたのか?

 アライグマはなぜ逆立ち歩きをしていたのだろう?

 コメント欄によると、アライグマは後ろ脚を怪我していて、前脚で歩いているのではないか?という意見もあった。

 だがSueさんによると、今年3月25日に逆立ち歩きをしていたアライグマは、他の映像を見る限り元気に歩き回っていて、怪我をしている様子はないという。

 だとすると。以前怪我をしたときに、前脚で歩くことを覚え、気が向くとその歩き方をしている可能性もある。

 アライグマ好奇心旺盛で知能も高いことから、単に遊びとしてやっている可能性も捨てきれない。コミュニケーションの一環として、あるいは縄張り的な何かとしてやっているのかもしれない。

 これはぜひ動物行動学を研究してらっしゃる研究者さんたちに伺ってみたいんだ。まだ解明されていないなら、是非その謎を解明して欲しいな。

 アライグマは人間の生息域では害獣として扱われているものの、うまく共存できる道が開ければ、ウィンウィンの関係になれるはずだと信じたいのだ。

 アライグマを訓練した結果、ゴミをゴミ箱に入れ、リサイクルに協力してくれたという事例もあるしね。

Written by parumo

 
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マイブームとかなのか?逆立ち歩きをするアライグマの姿がとらえられる