中国・江蘇省南京市で13日、女性から警察に「義理の母にペットの犬3匹を殺害された」との通報があった。複数の中国メディアが報じた。

報道によると、女性が外出して帰宅したところ、飼っていた3匹のプードルの姿が見当たらなくなっていた。夫に聞くと、義母が「(犬が)私をかんで逃げていった」と話していたことが分かった。女性は方々を探したものの見つからず、自宅内に設置していた防犯カメラを確認したところ、義母が3匹をベランダに出して刃物で殺害していたことが発覚したという。

女性は「(プードルは)長い間飼っていて、1匹は妊娠していた。義母との同居を承諾したことを後悔している」と語った。女性と義母は普段から仲が悪く、義母は「子どもの勉強に影響が出ている」と犬を嫌っていたとのこと。事件後、夫が義母を引っ越しさせたといい、女性は「二度と会いたくない」と話している。

なお、事件について地元の警察当局は「通報を受けてすぐに出動し、(義母に)教育的指導を施した。個人的な騒動だ」とした。

中国のネットユーザーからは「普通の人はこういうことをやらないよな」「くれぐれも彼女(義母)に近付いてはいけない」「なんて残酷な。人に対してもこういう行為をするのではと思わせる」「こんな義母と一緒にいる方が子どもに悪影響」「もういっそ離婚した方が良いよ」などの声が上がった。

また、「教育だけで終わりか?」「指導して意味はあるのか」「世界の100以上の国では牢屋行きの行為だ(しかし中国では違う)」「動物保護法はいつ成立するのか」「早く立法してほしい。刑務所に入れるべきだ」など、動物を保護するための法整備の必要性を訴える声も相次いだ。(翻訳・編集/北田)

中国・江蘇省南京市で13日、女性から警察に「義理の母にペットの犬3匹を殺害された」との通報があった。資料写真。