今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『近所の鳥さん紹介日記#6』というにわとりトランジスタさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

樹上性の反対が地上性・・・鳥を地上性って言うとなんか違う気がするけどわかんない。


  身近にいる鳥を取り上げた動画を投稿しているにわとりトランジスタさん。今回は歩き方に注目して鳥を紹介しています。

 まずは歩き方の違いについて。樹上性というのは木の上で生活する鳥に見られます。地面を歩くスズメのように、ピョンピョンと上下へ跳ねるような移動がホッピングです。短い距離を移動するのに適していると考えられているとか。

 対する地上で歩き回る鳥、ハトなどの移動方法はウォーキング。このとき鳥は左右の足を交互に出しています。ホッピングより移動速度は速いものの、エネルギーの消費が多いという問題もあるそうです。

 ごくまれにホッピングとウォーキングを器用に使い分ける鳥もいて、それが今回紹介するツグミです。

 ダダダダダーッと小走りに駆けてくると、ドヤァと胸を張りました。動いた後に胸を張るのはツグミらしい動きとのこと。

 ホッピングしつつ両足を交互に動かしている様子は、スロー再生で見るとよくわかります。興味を持たれた方はぜひ動画でご覧ください。

 改めて「ツグミ」について。ツグミはヒタキ科の鳥です。冬鳥ですが5月くらいまでのんびりしている個体もいるので、まだ出会うチャンスはあるとのこと。

 少し前まではツグミ科だったので、にわとりトランジスタさんはヒタキ科という紹介に慣れないとか。鳥の分類はわりと変わることがあるようです。

 特徴は翼の茶褐色と、白い眉斑、体下面に黒い班があること。性質として警戒心が薄いのか、ツグミはわりと写真に撮りやすい鳥だとか。「野鳥撮影はツグミで練習したという人もけっこう多いのでは」にわとりトランジスタさん。

 冬はキュルキュルよく鳴きますが、夏になると鳴かなくなるので口を噤んでいるんだねと「ツグミ」の名になったそうです。

 続いては同じく旧ツグミ科で今はヒタキ科の「シロハラ」について。こちらも冬鳥で、生息場所もツグミとけっこう被っていて公園や神社などで見られるとのこと。

 開けた場所で見かけるツグミに比べると、枯れ葉が多い場所など少し暗い場所にいるそうです。しかし犬の散歩コースになっているところにはいないとか。「地上に降りる鳥はそういうところを警戒する」、とにわとりトランジスタさん。

 シロハラという名前ですが、お腹はくすんだような色です。頭部と喉の灰褐色はオスの特徴で、メスは灰色がうすいのだとか。

 また、シロハラはよく一羽で地面に降りていますが、飛び去るときには「ブポポポ」と鳴きながら飛ぶので見つけやすいそうです。

 比較的見つけやすいというツグミとシロハラ。野鳥観察の手始めとしていかがでしょうか。それぞれの特徴についてもっと解説を聞きたい方や、鳥たちの動きや声に興味を持たれた方はどうぞ動画をご覧ください。

視聴者のコメント

・つぐみちゃんかわいい
・勉強になります
・なかなかすばしっこい
・そうなのか
・いい色合いでかわいい
・おつでしたー

▼動画はこちらから視聴できます▼

『近所の鳥さん紹介日記#6』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43570368

―あわせて読みたい―

元祖ニュージーランド代表の鳥「キーウィ」について解説! 知れば知るほど謎が深まる生態に「かわいい」「モグラなのでは?」「はぇー不思議」の反響

大編成で北へと帰る「渡り鳥の飛行」がカッコいい! 空と地面を埋め尽くす北海道の冬鳥へ「数がすごい」「楽しいなぁ」の声