マイクロマガジン社東京都中央区)は、ことのは文庫『カナシミ水族館 心が泣き止む贈り物』(著:夕瀬ひすい/装画:chooco)を4月22日に発売いたします。

カナシミ水族館 心が泣き止む贈り物
https://kotonohabunko.jp/detail/kanasui/
著:夕瀬ひすい/装画:chooco
ISBN:9784867165591
定価:781円(本体710円+税10%)
発売日:2024年4月22日

  • あらすじ

悲しみの記憶が光る魚や生き物となって見える「カナシミ水族館」。

4人のスタッフが案内する、過去と向き合う一夜限りの優しい物語。

過去に夢を罵倒され、友人に裏切られた事で、

これ以上悲しまないよう他人を避けて生きていた高校生の律。

ある夏の日、クラスメイトのあかりが手を差し伸べてくれたにも拘わらず、拒絶してしまう。

人との接し方を見失い困惑していた夜、気が付くと律は謎の水槽の前に立っていた。

そこは「自分の悲しみが魚になる」という、不思議な水族館。

四人のスタッフに案内されながら出会う生き物たちは、

優雅に泳ぎ、時折あたたかな光を放つ--。

あなたの美しい悲しみに触れられる幻想的な場所「カナシミ水族館」へようこそ。

心の中の自分と真っ直ぐ向き合う、涙と友情のやさしい物語。

  • ことのは文庫編集部によるおすすめポイント!

◆幻想的且つ壮大な空間、「カナシミ水族館」
海の生き物たちが水槽という区切りがない場所で時には光り、自由に泳ぎまわります。

読後感はまるで貸し切りの水族館を堪能した様な気分になり、癒されること間違いなしです。

◆個性豊かな水族館のスタッフたち
見た目も性格も年齢も違う四人の個性豊かなスタッフが各章に一人ずつ登場し、

水族館の魅力や悲しみとの向き合い方を教えてくれます。

「悲しみ」という感情をどう受け取るか、

なぜ悲しみという感情があるのかを考えさせてくれる作品です。

◆主人公の友情と成長物語
誰しも一度は人間関係に苦戦し、時には「面倒だ」と思うこともあると思います。

そんな疲れた心にそっと寄り添い、人と関わることの楽しさと喜びも思い出させてくれる作品です。

  • 「前に進む気持ちを持てる」など反響続々!一足先にゲラをお読みいただいた方の感想をご紹介!

悲しみが魚の形になる不思議なカナシミ水族館。

そこを訪れることになる私は人間関係に傷ついていて、

本当の友だちになりたいあかりちゃんに心を開けない……。

彼女の悲しみの記憶の出来事には読んでいて涙が出そうでした。

悲しみなんてフタをしてしまえばそれなりにやっていけるじゃない、と思ってしまいそうだけれど、

大切にしたい人との関係はやっぱり真心で繋がっていたい。

水族館を訪れたことで得られたものはとてもとても大きかったと思います。

泣いた後にそっと背中を押してくれるお話でした。

(書店関係者さま)

「悲しみはあなたの敵ではありません。」この言葉にひかれて読みました。
似たような境遇になった事があるので自分と重ね合わせてしまい悲しい気持ちになりました。

特に207ページが苦しかった。
でも、一話一話ハッとする言葉に助けられ悲しみと向き合いながら前に進む気持ちを持てました。
誰かのためなら頑張れるけど、自分のためには否定的だった自分も、

自分を大切にして自分だけのために頑張ってもいいんだ。と思えました。

図書館関係者さま)

たくさんの悲しみを経験し、乗り越えていくからこそ人は強くなれることを実感する良作。

日々経験する悲しい出来事や話題で苦しい気持ちになった時に思い出したい物語でした。

「悲しみ」で溢れる世の中だからこそ、

今作のようなほのかに温かさを感じる物語が必要なんだと思います。

水族館の描写がとても幻想的で、読者も律と一緒に館内を散策し、

心が浄化されていくような感覚を味わえました。

また巻末の番外編では本編で律の悲しみと向き合うための手助けをしてくれたスタッフたちの

お茶目な一面を見ることができ、もっと彼らのことが好きになりました。

(レビュアーさま)

  • 著者情報

著:夕瀬ひすい(ゆうせ・ひすい)
2021年より、小説投稿サイトにて執筆を始める。
現実世界にファンタジー要素を盛り込んだ文芸や、

ほっこりと落ち着く日常物語、少し切ない青春ストーリーなど得意ジャンルは幅広い。
本作『カナシミ水族館 心が泣き止む贈り物』にて書籍デビュー。
好きな魚は鮎。自然の中を歩く事が趣味。

装画:chooco(ちょこ)
2020年夏から活動を開始したフリーのイラストレーター。
コンセプトアート(MV/CDジャケット/キービジュアル)、

背景デザイン、キャラクターデザインなど様々な方面で活躍。

  • 心に響く物語に、きっと出逢える「ことのは文庫」

ことのは文庫は今年で創刊5周年を迎える、マイクロマガジン社の文芸レーベルです。

累計7万部を突破した『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、

人気爆発中のあやかし物語『おまわりさんと招き猫』シリーズ、

『大奥の御幽筆』シリーズなど、あなたの心に響く様々な作品を出版しております。

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