パラマウント・ピクチャーズが、「ラ・ラ・ランド」「ファースト・マン」のデイミアン・チャゼル監督の新作を2025年に全米公開するとラスベガスで開催中のシネマコンで明らかにした。

米Deadlineによれば、チャゼル監督は2022年末にパラマウントと包括契約を結んでいる。タイトル未定の新作のプロットは不明だが、チャゼル監督によるオリジナル脚本とのことで、刑務所が舞台との噂もある。新作でチャゼル監督はプロデュースも務める。キャストはまだ決定していない。

パラマウントが製作・配給したチャゼル監督の22年の前作「バビロン」(ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー主演)は、製作費8000万ドルに対し世界興収6300万ドルに終わった。チャゼル監督は先日、「バビロン」は興行的に大失敗だったことを認め、新作の脚本を執筆していることを明かし、「創作する上で(前回の失敗の)影響を受けないようにと思っているけれど、どうしてもある程度は影響してしまうのは避けられない。でも、たぶん大丈夫じゃないかな。すごく複雑な心境なんだ」と語っていた。

デイミアン・チャゼル Photo by Laurent KOFFEL/Gamma-Rapho via Getty Images