今使っている電子レンジは何年使用を続けていますか。もしかすると、「特に不具合もないから」と、10年以上も使っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、電子レンジも寿命を迎えると「最近温まりにくい」「火花が出た」といった不具合が出てきます。不具合を放置すると火災の原因にもなるため、買い替えサインを見逃さないようにしましょう。

電子レンジの買い替え

実は、電子レンジの寿命は約10年、修理ではなく買い替え検討の目安は8年なのだとか。古い電子レンジを何年も使っていると不具合が出る可能性は高くなりますし、それを放置すると発火の恐れがあります。

電子レンジの寿命が近付いてきたら、買い替えを検討しましょう。

電子レンジの寿命や長持ちさせる対策などを紹介しているのが、関西電力グループが運営する公式情報メディアサイト『WITH YOU』(ウィズユー)です。

電子レンジの寿命が近付くと現れる『サイン』をピックアップして紹介します。

なかなか温まらない

なかなか温まらない場合は、電子レンジの主要部品である『マグネトロン』の寿命が迫っている可能性があります。

マグネトロンマイクロ波を出す部品であるため、劣化すると電子レンジの機能が使えなくなってしまいます。買い替えを検討したほうがいいでしょう。

稼働中に止まる

電子レンジが稼働中に止まってしまう場合は、センサー部分などに異常が生じている可能性があります。この症状が繰り返される場合は、部品の接続不良が考えられます。

取扱説明書に対処法が記載されていることが多いので確認してください。

操作ボタンがうまく作動しない

操作ボタンが正しく動作されない場合は、電子レンジが故障する兆候の可能性があります。この場合、スイッチを消してコンセントも抜いてから、数分後に再びコンセントに差し込むと、問題が解消することもあります。

それでも改善されない場合は、買い替えを検討すべきでしょう。

火花が発生する

電子レンジそのものが新しい場合であっても、金属や水分が少ないものを温めた際には火花が発生することがあります。しかし、それに当てはまらない場合でも火花が出るのなら、寿命かもしれません。

電子レンジで金属や水分の少ない食品を温めると、火花が発生することがあります。しかし、容器や食品の水分量が適切にもかかわらず庫内で火花が散ったときは、何らかのトラブルが疑われます。場合によっては、電子レンジの金属板などが故障している可能性も考えられるため、すぐに使用を中止しましょう。

WITH YOU(関西電力) ーより引用

使用中にブレーカーが落ちる

使用中にブレーカーが落ちる場合は危険な状態です。以下を確認して対処してください。

ほかの家電製品のコンセントを抜き、電子レンジのコンセントだけを接続したときにブレーカーが落ちるようであれば、電子レンジによる漏電が疑われます。漏電は、火災などにつながるおそれがある危険な状態ですので、すみやかに電気業者に対処してもらいましょう。もしものトラブルが起きたときのために、駆けつけサービスなどを検討しておくとよいでしょう。

WITH YOU(関西電力) ーより引用

電子レンジの寿命が近付いているサインを紹介しました。

電子レンジを10年近く使っていて、紹介したサインに心当たりがある場合は、買い替えをすべきタイミングと考えられます。最新の電子レンジは機能面も優れ省エネ性能も高いので、使いやすいものを選んでください。


[文・構成/grape編集部]

出典
WIYH YOU(関西電力)
※写真はイメージ