小杉湯

17日、東京・原宿に新たなショッピング&グルメビル・東急プラザ原宿「ハラカド」がオープンした。開業前から長蛇の列を形成した同施設。その見どころの一部を紹介する。

 
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■地下に銭湯がある

小杉湯

ハラカド内の注目店舗の一つが、地下にある銭湯「小杉湯」。都心、しかも原宿のど真ん中に、富士山の壁画、白タイル張りのレトロな銭湯登場という、巷に大きなインパクトを与えている新スポットだ。

小杉湯

ちなみに本家・小杉湯は、東京・高円寺にある約90年もの歴史を刻む老舗銭湯。国の登録有形文化財に指定されている建物と、ミルク風呂が名物で、今回の原宿店が2店舗目となる。

 

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■入浴できないだと…!?

小杉湯

17日は朝から季節外れの暑さを記録しており、ウインドブレーカーを羽織っていた記者は汗だく。オープンとともに、小杉湯のある地下に突撃すると、笑顔がステキなスタッフに「お住まい、お勤め先はどちらでしょうか」と確認された。

「渋谷のほうですが…」と回答すると、「ああぁ、大変申し訳ありません。5月12日まではプレオープン期間でして、渋谷区神宮前1丁目〜6丁目にお住まいの方、またはご勤務されている方のご利用に限定しているのです…」と平身低頭。

なんと、オープンから1ヶ月は地元に住む人、地元で働く人限定だと言うのだ。

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■ギリギリまでゴネる記者

小杉湯

ヒゲを剃る気満々だった記者はちょっと落胆したものの、「地元の人をまず優先する」という方針がじつに銭湯文化らしい優しさと配慮で溢れており、瞬時に納得。次回使える無料タオル券をもらい、番台を後にした。

小杉湯

入浴レポートを諦め、周辺を散策。小杉湯の横には、木製の縁台や畳のお座敷があり、ここは自由に使って良いという。

風呂上がりに、ここでくつろげたら最高だなあと思いつつ、遠くを見つめると小杉湯の番台奥に牛乳瓶の並ぶ冷蔵庫の姿。

「あの…再び現れてすみません。牛乳だけでも買えませんでしょうか?」と恐る恐るお願いすると、「あ、どうぞどうぞ!」とOKをもらえたのだった。…マジでスタッフさん優しい。

 

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■最高の牛乳だな!

小杉湯

瓶牛乳は短期間でメーカーを変えていくようで、今回は三重・伊勢「山村乳業」の牛乳。スタンダードな牛乳に加え、コーヒー牛乳フルーツ牛乳とあり、どれもキンキンに冷やされていた。

瓶で飲む牛乳はひさしぶり。ゴクッと喉ごしを楽しむと、上質なミルクのコク深さ、新鮮さが口の中に広がった。最高。

今回記者の一番風呂計画は失敗に終わったが、プレオープン終了後の5月13日には再アタックをかけたい。営業時間は23時まで。都心のど真ん中で仕事あがりに風呂は、きっと最高の思い出になるはずである。

東京のど真ん中に突如現れた「老舗銭湯」、行列並び終えた記者が入ろうとすると断られ…