CRIF エグゼクティブディレクター、ビンチェンツォ・レスタ

40カ国以上で海外企業調査サービスを展開するCRIFの日本法人CRIF Japan(以下「当社」)では、サプライチェーン全体のESG評価・改善提案を実行できる「Synesgy」(シナジー)、そして与信戦略を主体的に管理できる「Strategy One」(ストラテジー・ワン)という2つのサービスの提供を開始いたしました。

「Synesgy」はグローバルにおけるサプライチェーン全体のESG評価を可視化できるサービス、そして「Strategy One」は客観的な数値やノーコードでの機能実装により与信判断や与信戦略の変更を効率化するサービスです。

CRIFが提供するサービスの重要性

1988年イタリアで創業したCRIFは、信頼できる情報とソリューションの提供を通して金融機関が的確な与信判断を下し、企業や消費者が簡単に信用を受けられるよう支援しているグローバル企業です。

東ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカ、中東と事業を拡大し、2011年には信用格付機関としてEUにも登録。現在は世界4大陸・40ヵ国以上にオフィスを展開し、2,000を超える金融機関と提携しながら、10万社以上のお客様にサービスを提供しております。また、2022年12月にはアジア太平洋地域の主要拠点として日本法人を設立しました。

CRIFが大切にしているのは、「信頼できる情報」をもとにリスク管理のための分析やソリューションを提供することです。CRIFはこれまで、金融インフラが整っていない国々にそのインフラを構築することで「発展」に貢献してまいりました。

「『タジキスタンの女性がCRIFのサービスを利用し、金融機関からこれまでなかった信用を受けられるようになった』という話にはとても感動しました。取引を可能にする情報、リスク軽減を可能にする情報の提供は、ビジネスの発展に必要不可欠です。だからこそ、私たちの海外企業調査サービスはグローバルビジネスの活性化に大いに貢献できると考えています」(エグゼクティブディレクター、ビンチェンツォ・レスタ)

CRIFのサービスは全世界の幅広い業界で利用されていますが、すべてのお客様が望んでいるのは、私たちが提供しているような情報へのアクセスが容易になることです。そのため、時には同じようにサービスを提供している企業と連携・協業しながら、お客様が求める「信頼できる情報」の獲得に注力しています。

ESG評価が簡単に実施できる「Synesgy」

今回ローンチした「Synesgy」(シナジー)は、自社のみならずサプライチェーン全体のESG評価と改善提案を低コストで簡単に受けられるソリューションです。

ヨーロッパではESGの開示が厳格化され、ESGに対する意識もより高まってきました。しかし、いくら自社がESGを遵守していても、サプライチェーンにESGに適していない企業が含まれているだけで企業価値が低下する恐れがあります。大切なのは、サプライチェーン全体でESGを意識していることです。「Synesgy」なら、シンプルな質問に答えるだけで各企業のESGに関する内容を評価できます。また評価が低い面を分析し、「どのように改善すべきか」といった提案を受けることも可能です。

さらに重要なポイントとして、「Synesgy」が世界28ヵ国で展開され、全情報が1つのデータベースに集約されている点が挙げられます。

「例えば、中国の農場がESGに与える影響と日本の発電所がESGに与える影響は異なります。複数の国から集めた情報を1つに集約することで、国やセクターごとに質問を最適化できます。サプライチェーンのグローバル化が当たり前になった今日において、グローバルな視点でESG評価を行うことは極めて重要です」(ビンチェンツォ・レスタ)

与信判断を効率化できる「Strategy One」

Strategy One」(ストラテジー・ワン)は顧客データの分析に基づき、自動で意思決定を実施できる与信戦略最適化エンジンです。金融機関が顧客に対する融資の判断や返済スケジュールの決定をする際によく使われています。

信用情報機関から、「目の前のお客様にどのくらい融資できるか」といった情報を得ることは可能です。しかし、情報が溢れる中、得た情報の分析まで提供するサービスはありません。「Strategy One」を使用すれば顧客データを分析して数値化できるため、人的判断の回数を減らし、結果として与信判断の効率化が図れます。

数値による客観的な判断を下せるだけでなく、企業ごとにルールをカスタマイズできるため、自社や業界の基準を設定できるのも「Strategy One」の特徴です。保険会社の例を挙げれば、設定したルールによって「どのくらい保険加入件数が変動したか」などのテストも行えます。

「データを数値化して表すことで客観的な判断ができ、判断基準をコントロールできます。『Strategy One』は与信管理の可否を提示するものではなく、分析によって数値化するソリューションです。ビジネスをより迅速に進めることに貢献します」(ビンチェンツォ・レスタ)

「信頼できる情報」をもとに効率的な意思決定を

CRIFでは、海外企業調査・コンプライアンスチェックに関するさまざまなソリューションを展開しています。金融インフラが整っていることは、グローバルビジネスを検討する上で必須とも言えるポイントです。世界各国にオフィスを持つCRIFのソリューションを活用いただければ、「信頼できる情報」をもとに事業の拡大や企業価値の向上につながる効率的な意思決定を実現できます。

グローバルに展開する企業だけでなく、国内で与信判断を行う企業を支援するソリューションも揃えております。ご興味のある方は、以下よりお問い合わせください。

CRIFが提供するサービスの強み、アジア太平洋市場に期待すること、今後の展望などについては、アジア地域でエグゼクティブディレクターを務めるビンチェンツォ・レスタへのインタビューをご覧ください。

配信元企業:CRIF Japan株式会社

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