ゴジラ×コング新たなる帝国」日本語吹替版の完成披露試写会"GODZILLA ANNIVERSARY NIGHT"が4月18日、都内で行われ、日本語吹替を担当する宮野真守、鈴木もぐら(空気階段)、真矢ミキ大塚明夫立木文彦、田中美央、福山潤内田真礼が出席。二大モンスターの共闘をアピールし、駆けつけたファン約1300人は大興奮だった。

【イベント写真】ゴジラポーズをする宮野真守

2014年の「GODZILLA ゴジラ」から始まったハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」の世界観をクロスオーバーさせた「モンスターバース」シリーズの通算5作目。怪獣と人類が共生する世界で察知されたある異常を発端に、ゴジラが君臨する地上世界と、コングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが激突。さらに新たな脅威に対し、禁断のタッグを組む。

ゴジラ70周年、そして「モンスターバース」シリーズ10周年というアニバーサリーイヤーに公開された本作。日本に先立ち封切られた北米で、週末3日間のオープニング興収が8000万ドルを超える大ヒットとなり、週末興収ランキングでも第1位を記録した。

宮野は「日本で生まれたゴジラが、世界で好かれるのは、うれしいですし、誇らしい」と世界で巻き起こる旋風に喜びの声。「こんなに躍動感があるゴジラは初めて。コングは、パワーアップパーツをつけているし」と本作ならではの魅力も熱弁した。真矢は「普段、強い役を演じることが多いので、今回オファーをいただき、ゴジラの声かなと思った(笑)」とジョークを飛ばした。

また、もぐらは「ゴジラはパチンコ界でもレジェンド。僕、打ってたんですから! 本当に光栄です」と胸を張り、「(8000万ドルは)日本円で120億円くらいですか? つまり、30億玉ですから」と震えていた。

ゴジラは、日本から世界進出して一番出世した俳優」(大塚)、「神レベルのゴジラに出られることが神」(立木)とベテラン勢も大興奮の様子。田中は「ゴジラ-1.0」で、駆逐艦「雪風」元艦長・堀田辰雄を演じており、「衝撃に備えよ!」とファンサービスを披露し、「日本のゴジラがやってくれました!」と、同作が第96回アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した快挙に、改めて喜びを噛みしめた。

福山は「ちびゴジラの逆襲」ちびゴジラ役、内田は「ちびゴジラの逆襲」ちびミニラ役をそれぞれ演じた経験があり、「バースシリーズも大好きで公開を楽しみにしていたので、出演できてうれしい反面、ネタバレになるってショックもあった」(福本)、「ゴジラとコング、おふたりが『中に人がいるの?』と思うくらいの表情だった」(内田)と話していた。

イベントには日本版主題歌「RISE TOGETHER feat. OZworld」を手がけた音楽プロデューサーのYaffle、歌唱を担当するAI、OZworldが登場し、伊福部昭作曲「ゴジラのテーマ」のオリジナル音源をサンプリングした同曲を生披露した。ゴジラ映画のオリジナル音源の公式サンプリングは、今回が史上初となる。

ゴジラ×コング 新たなる帝国」は、4月26日から日本公開。前作「ゴジラvsコング」のアダム・ウィンガード監督が続投する。主な日本語吹き替え版キャストは以下の通り。

【声優/キャラクター/役どころ】

坂本真綾/アイリーン(レベッカ・ホール)
人類言語学者で、長年髑髏島でコングの研究をしていた。髑髏島で出会った少女ジア(ケイリー・ホトル)を養女にしており、ともに地下空洞へ向かう。

尾上松也/バーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー)
シリーズ前作「ゴジラvsコング」に登場し、世界の危機を救ったひとり。陰謀説を語り続けるポッドキャストのホストで、アイリーンらとともに地下空洞へ向かう。

宮野真守/トラッパー(ダン・スティーブンス)
巨大生物専門の獣医師。特務機関モナークに所属し、虫歯になったコングの歯の治療を行う。

●鈴木もぐら(空気階段)/ミケル(アレックス・ファーンズ)
探査機ヒーヴのパイロット。

真矢ミキ/ハンプトン(レイチェル・ハウス)
未確認生物特務機関「モナーク」の長官。

大塚明夫/潜水艦艦長

立木文彦/ルイス

●田中美央/ハリス

福山潤/ウィルコックス

内田真礼/ローリエ