韓国には「おごる」文化があるそうだ。人が喜ぶなら、明日財布の具合が苦しくても喜んでお金を出す。いやいや、いやいや、いやいや、ちがうちがうそうじゃない。

 少なくとも、日本人が想定する韓国人は「たかる」だ。一緒に飲みに行って、かなりよっぱらった状態になり、家までタクシーで送ってもらって降りた瞬間、正気になる~後日、あの程度の酒で前後不覚になるわけがないという。

 または、先に酔っ払ってつぶれた人間の財布から、会費よりも多く抜き、差額は自分の懐に入れる。

 タクシーも、わざと逆方向のチームに乗り込んで、絶対払わない。

 彼らにとっては、どんだけたかったかが、自信につながるので、絶対悪いとは思わない。

 日本人が同じような行いをしたら、飲み会には今後呼ばれなくなる。

 そんな韓国でも、この物価上昇不景気な世の中では、割り勘が主流になってきたそうだ。特に酒などがそんなに飲めなくなる高齢者は、寝たふりをすれば最後、財布から抜かれるから、正気を保つ。だって自分がするから相手も信用ならないもの。

 割り勘はつまらない文化だと思ってきたが、相手と長く信頼をもって付き合うためには、必要な時代になってきた。

 割り勘がつまらなく、たかるのはおもしろい。だけどそれができなくなった負け惜しみでしょうに。

 この割り勘主義が自国にいるときだけでなく、日本や世界中の他の国で滞在中も律していただければご立派なのだが、さて、まだまだたかる気満々なのか。

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