公開が延期されていた映画「ユーリ!!!on ICE劇場版:ICE ADOLESCENCE」が4月19日に公式サイトを更新し、製作中止を発表しました。

【画像】「ユーリ!!!on ICE劇場版」ティザービジュアル

 テレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」の新作劇場版として2017年4月に製作決定が発表されていた同作。当初、2019年公開の予定でしたが、2019年9月には「当初の計画より大幅な作品内容のスケールアップを図るため、公開を延期することとなりました」と公開延期を伝えており、「熟成した思いを映画作品として届けられるようスタッフ一同挑み続けます」と鋭意制作中であることを明かしていました。

 続報が待たれる中、「公開を延期していた『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE』について、このたび製作を中止させていただくことになりました」と製作中止を発表。「お待たせしてしまっていた何年もの間、変わらぬ声援を送ってくださった皆様のご期待に応えることができず、誠に申し訳ございません」と謝罪し、「本作品を製作委員会・スタッフ一同でつくりあげ、皆様のもとに届けるべく、度重なる協議や調整を続けてまいりましたが、諸般の事情により製作を断念せざるを得ないという判断に至りました」と中止の理由を説明しています。

 ネットでは、「中止の理由は色々あるだろうけど、まあ現実のロシアがなあ…」「アニメ何周もしながらずっと待ってたよ…… ヴィクトルの過去まだ何もわかってないよ……」「ファンとしては実に残念」「Yuri on ICE劇場版製作中止で泣いてる」など悲しみの声が続出。

 また、「活撃くんも製作中止のお知らせ来たら辛いな…他人事じゃない」「未履修作品だけど製作中止はつらいね、、そして被弾する活撃くん…………君は今どうなっているんだい」「活劇くんは状況いかがでしょうか?」など2017年に制作発表されて以降、目立った動きがされていない劇場版劇場版「活撃 刀剣乱舞」にも注目が集まり、X(Twitter)でトレンド入りしています。

 「ユーリ!!! on ICE」は、男子フィギュアスケートの世界を描いた作品。2016年にテレビアニメ化され、崖っぷちに立たされたフィギュアスケートの強化選手・勝生勇利と、彼の前に現れ自らコーチを買って出た世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフが、グランプリファイナルで金メダルを目指す姿が描かれました。

公式サイトで製作中止を発表(画像は「ユーリ!!!on ICE劇場版:ICE ADOLESCENCE」公式サイト)