田中泯と新田真剣佑が親子役で共演し、国家の裏側やタブーに切り込む社会派政治ドラマ「フクロウと呼ばれた男」第1話から、本編映像(https://youtu.be/jU61fpHUtlQ)が公開された。国をも操るフィクサーである大神龍太郎(田中)が、華麗なる大神家の面々にだけ見せるプライベートな一面が確認できる内容だ。

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第1話で描かれるのは、きらびやかな会場で開催される龍太郎の誕生日パーティ。大神家一族と、黒いスーツを身にまとった政財界のVIPと思しき人物たちが集まるなか、突如現れた内閣総理大臣(原田美枝子)は誕生日の祝辞を述べ、乾杯の挨拶をすると、ものの数分で去っていく。分刻みのスケジュールをこなす多忙な総理がわざわざ出向くことに、参加者たちが驚く様子はなく、むしろ「総理大臣の椅子は、大神さんあってのことだからな」と、龍太郎が総理を動かすほどの人物であることに納得している。

このほど公開された本編映像は、その後の様子をとらえたもの。「父さん、おめでとう」という掛け声で登場したのは、大神家の次男・大神龍(新田)だ。「帰国の挨拶は?」とやんわりと叱る龍太郎の問いに笑みを浮かべながら、「ごめんなさい、ただいま帰りました」と答え、龍が現れることで、一家全員が勢ぞろいして喜ぶ姿がおさめられている。

どんな大きな事件も、スキャンダルも、裏でコントロールしてきた龍太郎が、プライベートでは、どのように家族と向き合っているか。龍太郎が率いる大神家の関係性はもちろん、龍に対する家族らの"特別扱い"感も確認できる。金屏風の前で撮影された笑顔の家族写真の裏に隠れた、大神家の家族関係が垣間見えるようだ。

表向きの華麗さとは裏腹に、微妙な大神家の関係も次第に交差していくなか、龍太郎の強大な権力はどう変化していくのか。また、龍太郎と龍の親子関係は、どのように物語を展開させていくのか。4月24日から始まる本編配信に期待が高まる。

【あらすじ】
国家の黒幕、"フクロウ"こと大神龍太郎は、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみに出して解決してきた。一方、息子の大神龍は、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍する父親とは対極の生き方で、正義を掲げていた。そんな大神家と親交の深かった次期総理候補の息子が謎の死を遂げ、龍太郎は国家の裏側から、龍は真正面から、政界に潜む巨悪の正体へと近付いていく。

フクロウと呼ばれた男」(全10話)は、デビッド・シン(「時をかける愛」)がエグゼクティブプロデューサーと脚本を務め、森義隆(「宇宙兄弟」)、石井裕也(「舟を編む」)、松本優作(「Winny」)が演出を担う。1~5話が4月24日、6・7話が5月1日、8~10話が5月8日に、ディズニープラスの「スター」で独占配信。

国をも操るフィクサーが家族にだけ見せる素顔とは? (C)2024 Disney and its related entities