撃墜は地対空ミサイルで行ったんだとか。

ウ空軍司令官「ウチラの戦果だ!」。

ウクライナ国防省は2024年4月19日ロシア空軍のTu-22M3戦略爆撃機の撃墜に初めて成功したと発表しました。

ウクライナ空軍司令官のSNSによると、撃墜したのは対空ミサイル部隊で国防省の情報総局と協力して行った作戦だとしています。

Tu-22M3は、ロシア空軍が運用する戦略爆撃機の一種であるTu-22Mシリーズの最新モデルです。可変翼構造なのが特徴で、超音速飛行も可能です。日本ではNATO(北大西洋条約機構)が付与したコードネーム「バックファイア」の愛称でも知られています。

なお、ウクライナ国防省では、そのほかに巡航ミサイルや無人航空機、誘導ミサイルなど29の空中目標の撃墜にも成功したと明言していました。

一方、ロシアの政府系メディアであるスプートニク通信は、当該機はウクライナでの戦闘任務を終えて母基地である飛行場に帰還する途中、墜落したものだと発表しています。

機体は人気のない場所に墜ちたため地上に被害はなく、また事故原因は単なる故障だとのこと。なお、乗員4名のうち3人はすでに救出され(1人は死亡を確認)、残る1人の捜索が続けられているそうです。

※誤字を修正しました(4月19日19時40分)。

ウクライナ国防省が公開したTu-22M3撃墜のイメージ画像(画像:ウクライナ国防省)。